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貴婦人と一角獣展 [鑑賞]

8993.jpg7月15日まで、新国立美術館で開催されていた「貴婦人と一角獣展」を見に行きました。
フランス国立クリュニー中世美術館の至宝『貴婦人と一角獣』は、西暦1500年頃の制作とされる6面の連作タピスリーです。19世紀の作家、プロスペル・メリメやジョルジュ・サンドが言及したことで一躍有名になりました。
千花文様(ミルフルール)が目にも鮮やかな大作のうち5面は、「触覚」「味覚」「嗅覚」「聴覚」「視覚」と人間の五感を表わしていますが、残る1面「我が唯一の望み」が何を意味するかについては、“愛”“知性”“結婚”など諸説あり、いまだ謎に包まれています。
本作がフランス国外に貸し出されたのは過去にただ一度だけ、1974年のことで、アメリカのメトロポリタン美術館でした。 本展は、この中世ヨーロッパ美術の最高傑作の誉れ高い『貴婦人と一角獣』連作の6面すべてを日本で初めて公開するもので、タピスリーに描かれた貴婦人や動 植物などのモティーフを、関連する彫刻、装身具、ステンドグラスなどで読みといていきます。
とにかく圧巻の一言でした。
タピスリー其々が大きいので、全体を把握するには、離れて見なければならず、近寄ったり離れたりの繰り返しでした(笑)製作された16世紀頃、あの大きさの織物を織るご苦労が偲ばれます。
しか~し、オーダーした貴族の財力もすご~い(^^;

8994.jpg東京会場は終了してしまいましたが、7月27日~10月20日まで、大阪の「国立国際美術館」で同展が開催されます。関西圏の皆様、ぜひ足をお運びください。
絵画ではなく、“織り”で、このような図柄を描く当時の技術に驚きです。貴婦人はもちろん、ユニコーンや獅子もぜひご堪能くださいヽ(*´∀`)ノ
今回図録を購入しなかったので、ポストカードとゴンチャロフが販売していたチョコレートを購入しました。
缶には「一角獣と貴婦人」の図柄、チョコはミルクとスイートの2種です。
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