春一番２０２１

本日午後2時、気象庁は関東地方で春一番が吹いたと発表しました。昨年、関東地方で春一番が吹いたのは2月22日。統計を取り始めた1951年以降、最も早い記録だったそうです。因みに今までは1988年2月5日で、この記録を1日更新しました。
本日は、日本海にあった低気圧が発達しながら東へ進み、この低気圧に向かって関東地方では暖かい南よりの風が強まり気温が高くなりました。午後1時過ぎに東京都心部では15.2m/sの南風が観測され、気温も12 ℃前後まで上昇したそうです。
しかし低気圧が抜けたら、次は寒気がやって来ます。低気圧→寒気→低気圧→寒気のサイクルを繰り返しながら、少しずつ春本番に向かうのだそうです。
◆関東地方の春一番の条件は、次の事項を基本として総合的に判断されます。
・立春から春分の間
・日本海に低気圧(低気圧が発達すればより理想的)
・関東地方に強い南風が吹き、昇温する
具体的には、最大風速が8.0m/s以上、風向は南より(西南西～東南東)だそうです。

関東以外の地方では、あまり大々的に発表されませんね。
ローカル局の天気予報で気象予報士さんの解説に耳を傾けたいと思います。