春一番・九州北部地方 －２０２４

福岡管区気象台と鹿児島地方気象台は九州北部地方（山口県を含む）、九州南部・奄美地方で「春一番」が吹いたと発表しました。九州北部地方は昨年と同日、九州南部・奄美地方は昨年より9日早い発表です。
「春一番」とは、冬から春への移行期に、初めて吹く暖かい南よりの強い風のこと。気象庁の定義では、2月4日ごろの立春から3月20日ごろの春分までの間に、広い範囲で初めて吹く暖かく強い南風のことをいいます。春一番が発表されるのは、九州南部、九州北部、四国、中国、近畿、東海、関東、北陸の8つの地域です。春一番の発表基準に達しない場合は発表されない年もあります。

九州北部地方の「春一番」は下記事項を基本に総合的に判断されています。
・立春から春分までの間
・南よりの風、最大風速約7m/s 以上
・気温は前日より上がる
九州南部・奄美地方の「春一番」の目安。
・立春から春分までの間
・南よりの風、最大風速約8m/s以上
・気温は前日より上がる

15時までに観測された最大風速は、福岡で7.1m/s、鹿児島で9.9m/sなど。各地で10m/s前後の強い風が吹き、気温も20℃前後まで上がっているところが多くなりました。