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ファブリス・ジロット氏のセミナー [サロン・デュ・ショコラ2010]

2010.2.3 14:00~  「ファブリス・ジロット氏のセミナー」

やっと福岡の岩田屋にも廻ってきた「サロン・デュ・ショコラ」。
福岡では、昨年から開催されるようになったそうです。
セミナーは、当日先着順で、1セミナーにつき一人1枚、引換券を頂けました。

本日3回目のセミナーは、ショコラ界の重鎮と言われているファブリス・ジロットさんでした。
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ファブリス・ジロットさんは、最年少でショコラのM.O.F.を取得された方です。
先日ご紹介した、ブルーノ・ルデル氏も彼の弟子にあたるそうです。
また、現在ジロットさんのメゾンには、もう一人M.O.F.職人さんもいらっしゃるそうです。
一つのメゾンに二人のM.O.F.職人が居るのは、フランスでも珍しい事なのだそうです。
メゾン『ファブリス・ジロット』の商品の技術の高さが伺えるお話ですね。

試食は、昨年大好評だった『テロワール・ド・ブルゴーニュ』から「左:ペッシュ・ド・ビーニュ」と「中:フランボワーズ」、新作の『アクアカオ』から「右:ペルー」の3点でした。
「テロワール・ド・ブルゴーニュ」は、商標を登録していなかったら、他所の方が登録しちゃったのですって!なので『クルール・ド・ブルゴーニュ』の名前に変更になったそうです。
色々TVで聞く商標の問題、こんなところにも影響があったのですねぇ~。
「ペッシュ・ド・ビーニュ」は、昨年一部の掲示板を賑わせた(笑)“赤モモ”を使ったジュレが挟まれたショコラです。「ペッシュ・ド・ビーニュ」は、日本にない桃で、外皮は黄色、実は赤い事から「赤桃」と訳されるそうなのですが、昨年ブースで、ジロットさんご本人が“アカモモ”“アカモモ”と言って宣伝していらっしゃったそうなのです(笑)
フルーツ使いのジロットさん、すごく美味しかったですよ~♪さすがです!
「フランボワーズ」は、とてもチョコレートにマッチした上品な味になっています。
やっぱりジュレ入りのショコラは、ジロットさんのは美味しいですね~。正に外れ無し!
今回の新作『カオカ』は、エクアドル産、ベネズエラ産、ペルー産、コロンビア産のカカオ豆と水で作られたジュレが挟まった4種類のショコラです。試食では「ペルー」を頂きました。溶け出すでなく、ゼリーの様に固まっている訳でもなく、不思議な感じのジュレです。この硬さを作り出すのに試行錯誤されたそうです。味は、何ともいえない味わい深いものでした。
昨年参加したセミナーでも仰っていたのですが、チョコレートは『温度管理』が大切な食べ物。
試食の時に出された水も、常温に近い温かいものが提供されました。
「よくシャンパンにショコラ、と言った組み合わせで食べる人がいますが、シャンパンは冷たすぎるので、ショコラには合いません!」と仰っていました。ま~下戸の私には、関係のない話ですね(笑)

楽しいお話し、美味しいショコラをありがとうございました。

余談ですが・・・
ジロットさんの商品のパッケージには『CRÉATEUR CHOCOLATIER』と書かれています。
これは『チョコレートの創造者』の意味で、M.O.F.という地位に胡坐をかかないよう戒めの意味で表示しているそうです。そういう崇高な志のクリエイターさんのお陰で、私たちは美味しいチョコを頂けるのですね。ありがとうございます。
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