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両口屋是清の棹物・4“沢の翠” [両口屋是清]

先日も紹介した「両口屋是清」の棹物です。
今回ご紹介するのも半分サイズで、期間限定の商品です。
▼沢の翠
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おもだか、もじずり、せり、なでしこ、みそはぎ
夏の川辺の花は、星くずのように小さくも
水輪となり、ひろがっていきます。
流水の風情をお味わい下さい。
錦玉羹の中に、鮮やかな川辺の花(若草)が散りばめられています。
とても涼やかで美しい・・・のですが、う~ん私にはちょっと甘過ぎかも~(;´Д`)
食べる時は、もうちょっと薄くカットし、渋いお茶などと一緒に頂きたいですね。
また、水辺の草が分からず、調べました。
「おもだか」沢瀉:オモダカ科の多年草。水田・沼畔などに自生する。葉は鏃形で、長い柄がつく。六、七月に高さ約60センチメートルの花茎を立てて、円錐状または総状に白色三弁の単性花をつける。歌舞伎の屋号“澤瀉屋(おもだかや)”は『初代市川猿之助(二代目市川段四郎)の生家が副業として薬草の澤瀉を扱う薬屋を商なっていたといわれることに由来する』そうです。
「もじずり」捩摺:別名「捩花(ねじばな)」。小型のラン科の多年草。湿っていて日当たりの良い、背の低い草地に良く生育する。花色は通常桃色で、小さな花を多数細長い花茎に密着させるようにつけるが、その花が花茎の周りに螺旋状に並んで咲くことからこの名がある。花茎から伸びる子房は緑色で、茎に沿って上に伸び、その先端につく花は真横に向かって咲く。花は小さく、5弁がピンク、唇弁が白。花のつく位置が茎の周りに螺旋状であるため、花茎の周りにピンクの花が螺旋階段のように並ぶことになる。この螺旋は右巻きと左巻きの両方が見られる。白花や緑色の個体もしばしば見られる。
「みそはぎ」禊萩:ミソハギ科の多年草。湿地や田の畔などに生え、また栽培される。日本および朝鮮半島に分布。茎の断面は四角い。葉は長さ数センチで細長く、対生で交互に直角の方向に出る。お盆のころ紅紫色6弁の小さい花を先端部の葉腋に多数つける。盆花としてよく使われ、ボンバナ、ショウリョウバナ(精霊花)などの名もある。ミソハギの和名の由来はハギに似て禊(みそぎ)に使ったことから禊萩、または溝に生えることから溝萩によるといわれる。

「せり」「なでしこ」は、さすがに分かります(^^;
調べてみると、どれも見た事がある草花なのに、名前など気にも留めていなかったのです。
もしかしたら、子供の頃親に聞いていたのに、すっかり忘れてしまったのかしら?
決して豪華な草花ではないのに、昔から愛でられてきたのですね~。
野に咲く花にも向けられた先人の細やかな感性、見習いたいものです。
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