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如水庵の“葉月のお菓子” [如水庵]

大丸福岡天神店の如水庵で、「葉月」の上生菓子を購入しました。
お店の展示には、2種類の干菓子もあったので購入しようとしたところ、予約制なのだそうです。
いつか予約してみたいけど、次いつ来るか分からないのよね~(^^;
▼朝の露
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朝露が輝く間だけ咲く朝顔は、日本人好みの清楚な花です。
◎薯蕷煉切製 中は、小豆こしあん
同じ「朝顔」を題材にしているのに、“文月”で紹介した「めざまし」とは、また違った表情です。
こちらは小豆こし餡でした。「めざまし」は手亡こし餡でした。どちらも美味しいです(*´∀`)
断面を見ると分かるのですが、ピンクの色の暈しが見事です。
▼玉すだれ
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風通しをよくするため、障子や襖を取り払い、軒下などに吊るす日本の夏の風物詩です。
◎半錦玉羹製 中は、求肥で手亡こしあんを包んだもの
見た目がとっても鮮やかな黄色で爽やかです。以前紹介した萬年家の博多山笠の和菓子「清道」と、形は似ていますね。求肥がとても柔くて美味しいです。
▼初風(はつかぜ)
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ひんやりと秋の到来を感じさせるそよ風を、可憐な桔梗の花で表現しました。
◎外郎製 中は、味噌あん
画像では見辛いのですが、外郎に桔梗模様が描かれています。
みそ餡は、説明の栞を見ないとそうとは分からないほどの上品な味です。
▼大徳寺饅頭
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大徳寺納豆は、京都大徳寺の一休和尚の製法によるもので、一休納豆ともよばれています。
◎薯蕷饅頭 大徳寺納豆のせ 中は、小豆こしあん
大徳寺“納豆”とは書かれていますが、今で言う糸引く納豆とは違っていました。
調べてみると『塩味で古来製法の納豆の一種、風味は味噌や醤に近い。その製法は、麹菌を使用して発酵させ、乾燥後に熟成させたものである。中国から日本に伝来した当初は「豉」と呼ばれ、調味料として用いられたと考えられている。室町時代以後、納豆菌を使用した納豆と区別するため、「久喜」と呼ばれ、中国に渡航した僧が伝来したために「寺納豆」とも呼ばれるようになった』のだそうです。もしかすると、私は今回初めて食べたのかもしれません(^^;
ちょっとショッパイかな?でも薯蕷饅頭の味を損なうことなく美味しかったです(*´∀`)Ъ
余談ですが・・・私は「大徳寺」と聞くと香木の「蘭麝侍(らんじゃたい)」が思い浮かびます。
▼露路(つゆじ)
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夜に空気が冷えて朝露となり、草花や木々を輝かせてくれます。
◎きんとん製 中は小豆粒あん
「きんとん」は大好きなので、とても美味しかったです(*´∀`)Ъ
ただ、見てくれが何を表しているのかがちょっと?ピンクは花でいいのかな?
ま~でも美味しいからいいか(笑)
▼琥珀
5075.jpg神秘的で深みのある涼やかな色彩は、涼味を誘う夏ならではの一品です。
◎錦玉羹に大徳寺納豆をちらしたもの
こちらにも大徳寺納豆が使われていました。
錦玉羹は、あまり甘過ぎず、固さも程々です。
色彩が美しいですね。一度エカテリーナ宮殿内の琥珀の間を見てみたいですねぇ~(;´Д`)
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