SSブログ

如水庵の“長月のお菓子” [如水庵]

大丸福岡天神店の如水庵で、九月「長月」の上生菓子を購入しました。
お干菓子も毎月可愛いのがあるのですが、予約制の為いつも二の足を踏んでいました(^^;
今回次回来店する予定が分かっていたので、初めて念願のお干菓子も購入する事が出来ました。
▼雁来紅(がんらいこう)
5271.jpg5272.jpg
葉鶏頭の別名。雁の来る頃に紅く染まることからこの名が付いたと言われています。
◎薯蕷きんとん製 中は、小豆粒餡
葉鶏頭は、以前雑穀の講習を受けた時にアマランサスの一種と習った事がありました。
お~!こんなところで繋がりがあろうとは(笑)
頭頂の紅色と、きんとんの質感が、雁来紅の美しさとモサモサ感(笑)をよく表しているなぁ~と、思いました。改めて見ると雁来紅(植物)の色の移り変わりは綺麗ですね~(;´Д`)
▼栗きんとん
5339.jpg5340.jpg
つやつや、ころころした栗の実は柿とともに秋の風物詩です。
◎小豆煉切餡 栗のせ 中は、刻み栗入り手亡漉し餡
中にも外にも栗が使われ、贅沢で美味しい一品でしたヽ(*´∀`)ノ
夕方行くと売り切れだったので、予約してやっと購入出来ました(笑)
▼重陽(ちょうよう)
5269.jpg5270.jpg
菊の節句とも呼ばれ、長寿を願って菊花を杯に浮かべて飲む仕来りがありました。
◎白小豆鹿の子を薯蕷煉切で巻いたもの
白小豆鹿の子を菊花に見立てているのでしょうか?薯蕷煉切製の菊の葉がリアルに再現されていました。白小豆鹿の子は、とっても美味しかったです。
▼初雁(はつかり)
5267.jpg5268.jpg
十月初め北方から渡来し、三月頃までとどまる、その年初めて来る雁を初雁と言う。
◎求肥を小豆羊羹でくるんだもの 中は、手亡漉し餡
見栄えはちょっと地味ですが(笑)味はとっても美味しかったですヽ(*゚∀゚*)ノ
福岡では(多分)雁を見る事は無い・・・と、思うのですが?どの辺りでV字飛行が見られるのかしら?余談ですが、私が初めて買ったDVDは、ジャック・ペラン監督の渡り鳥をテーマとしたドキュメンタリー映画「WATARIDORI」でした(笑)子供の頃本を読んだり、アニメを見た『ニルスの不思議な旅』の影響なのか?渡り鳥、好きです。
▼小芋
5265.jpg5266.jpg
我が国では、昔から芋と言えば里芋のことで、特に小芋は名月に欠かすことのできない一品です。
◎薯蕷饅頭 中は、小豆漉し餡
もう可愛い~~~の一言です(;´Д`)<萌死ぬ~
何処から見ても里芋な外見!形も色着けも上手く似せられています。
煉切なら分かりますが、薯蕷饅頭でこの形を作るなんて!さすが職人さんです。
▼野路(のじ)
5273.jpgはるかに広がる秋の野は、空気が澄んで、遠くの山もよく見えます。
◎時雨餡、薯蕷煉切、小豆鹿の子入羊羹の合わせもの
色んな食感が楽しめる一品でした。
見た目も鮮やかで美しいですヽ(*´∀`)ノ
煎茶では、お菓子の甘さに負けてしまうので、抹茶、もしくはブラック珈琲と一緒に頂くと、口の中がサッパリして美味しいですね。
▼豆月夜(まめつきよ)
5342.jpg陰暦九月十三日の月で、十五夜とともに二夜の月とも言う。枝豆、栗を供えることから、豆名月、栗名月とも言います。
◎枝豆-すはま製
◎栗-小豆桃山製 手亡漉し餡入り
この可愛さにノックアウトです~(*゚∀゚)=3
特に枝豆!なんですか~この芸の細かさは!
作る職人さんの手元を見てみたい~(;´Д`)

▼初秋(しょしゅう)
5341.jpg桔梗は初秋の頃から咲き始め、紫の花弁はひときわ印象深く人目をひきます。
◎桔梗-寒氷製
◎水-運平製
この組み合わせは、昔から良く見掛けていました。
桔梗は、蕾が可愛いですよね(*´∀`)
雲平製の水は、壊れやすいのでドキドキしながら持ち帰りました(笑)
お干菓子は、煎茶と一緒に頂いても美味しいです。
また来月も予約して購入しようと思いましたヽ(*´∀`)ノ
和菓子の世界は、奥深いですねぇ~。来月も楽しみです。
nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0