「コスタ・コンコルディア」の座礁事故

イタリア中部ジリオ島の沖合で１３日午後８時（日本時間１４日午前４時）頃、地中海をクルーズ中の豪華客船「コスタ・コンコルディア号」（乗客・乗員約４２００人）が座礁し、浸水したそうです。
ＡＦＰ通信は地元メディアの情報として、海に飛び込むなどした乗客３人が死亡し、数人が行方不明になっていると伝えています。この他十数人の負傷者がおり、乗客・乗員の大半が救命ボートで脱出しましたが、船上に残された人もおり、船体が傾いているため救援作業が難航したそうです。
座礁した船「コスタ・コンコルディア」は、２００６年に建造された１１４５００トンの客船で、今回イタリア北部サボナを出発し、同国南部パレルモなどを経由してスペイン・バルセロナ、仏マルセイユなどにも寄港する予定だったということです。
※１３日夕方にチビタベッキアを出航したばかりで、サボナへ向かっていたそうです。

最近海外旅行はクルーズばかりだったので、事故のニュースは他人事ではありませんでした。
今回事故を起こした船会社（コスタクルーズ）の船には３回ほど乗りました。（船は違いますが・・・）

この画像は、昨年１月早々乗船した「コスタ・ルミノーザ」です。
船腹の黄色い物は、全て救命ボートです。両舷に備えられています。
船に乗船すると、出航前後に必ず「避難訓練」が行われます。部屋に備え付けられている救命胴衣を着て、このボートのフロアに整列するのです。必ず参加しなければならないので、特別のカードを持参して、参加したかどうかがチェックされます。
いつも毎度のことなので、いい加減な気持ちで参加していたのですが・・・
実際こういう事故の話を聞くと、もっとまじめに参加しないと！と、思い直しました(´・ω・`)
報道によると、事故の時レストランで食事中（だいたい６時～と９時～の２回に分かれています）の方もいらっしゃったそうです。そこから救命ボートのフロアに向かわれたそうですが、傾き出したので片側のボートは使えなかったそうです。
パニックに陥って、海に飛び込んで（岸が近い事も有り）亡くなった方もいらっしゃったそうです。
私がそんな目にあったら・・・アナウンスは英語、または伊・独・仏だし、冷静に避難できるかしら？
今のところ、日本人乗客は無事だったそうです。

お亡くなりになった方のご冥福と、乗客の皆さんが無事に戻られる事をお祈りいたします。

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【追伸：１】
夜になって、いろいろ続報が届いているようでした。
船が横倒しになってる～～～ヽ(ﾟДﾟ；)ﾉ

傾いただけかと思っていたのに、こんなに酷い状況になっていたとは思いませんでした。
就寝中でなかったのは、不幸中の幸いでしょうか？

なんでも、乗務員の避難誘導が的確になされず、パニックが広がったそうなのです。
実際のところ、どうだったのでしょうか？気になります。
たしか荷物の保証はされていなかったハズ。
旅行日程の途中だったので、某かの見舞いは出るでしょうが・・・
パスポートは乗船した後、船側が預かります。スタッフさんは持って逃げたのかしら？
次に海外旅行する時も、クルーズになると思うので、色々と気になりました(；´Д｀)

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【追伸：２】
時間が経つにつれ、事故の様子が明らかになってきました。
コスタ・クロチエレ社は１５日夜、「船長のミスで岸に近づきすぎたのは明らかで、定められた緊急時の対応も取らなかったとし、船長の過失を認めている」と、発表しました。
検察当局は、船長を過失致死罪の疑いで拘束するとともに、ブラックボックスを回収し、航路などの調べを進めているそうです。適切な避難誘導が行われなかったとの指摘もあり、今後、事故前後の状況などについて、船長の調べを進めるそうです。

事故発生直後、船長が乗客の救助義務を放棄し、船から先に逃げ出していたと言われています。
船を離れたフランチェスコ・スケッティーノ船長を、沿岸警備隊員が陸上で発見。
再三にわたって船に戻るよう促したが、従わなかったというのです( ﾟДﾟ)
船長は船と共に沈む・・・なんて事は現在では無いでしょうが、せめて最後辺りの救命艇に乗る・・・とか、船に戻るよう促されたら戻る・・・とか対応できなかったのでしょうか？
クルーズ中、船長主催のカクテルパーティーの時に、船長と記念撮影が出来ます。
今度クルーズ船に乗る時は、この船長さん大丈夫かなぁ～？なんて考えながら握手しそうです。

死者は５人に上り、今も１５人前後が行方不明とのことです。
今はただ、行方不明者の方が、一刻も早く無事に救助される事を祈るばかりです。