大型客船コスタ・コンコルディアの解体決まる！

皆様、覚えていらっしゃいますでしょうか？
２０１２年１月に、イタリア中部ジリオ島付近で座礁事故を起こし、横倒しになったコスタ・コンコルディアという大型客船の事を。事故当時、７０ヶ国４２２９人が乗船していたコスタ・コンコルディア号は、島民を喜ばせようとジリオ島のすぐ近くを航行した際に座礁。死亡、行方不明者は３２人に上る大惨事となりました。
先月韓国でも客船の沈没事故が起きましたね。事故原因は違うものの、船長や一部の乗務員が職務放棄して我先に船を逃げ出したり、避難誘導の不備などは似ていたようです。
ただ、沿岸警備隊（韓国では海洋警察）の対応は、雲泥の差だったようですが・・・

昨年９月に、横倒しの状態から垂直に起こされていたのですが、今回イタリアのジェノバ港で解体が決まったそうです。英仏やノルウェー、さらにトルコの港がスクラップにする権利を争い、ジェノバが競り勝ったそうです。
今後は、、コスタ・クロチエレ社が負担する６億ユーロ（約７９０億円）をかけて解体される予定。建造時の予算は約６５０億円だったので、解体費用はこれを上回る見込みのようです。本来このクラスの巨大船の座礁を処理する場合、爆破処理した方が通常はコストが安く済みますが、この事故処理では有害物質の流出防止と行方不明者の捜索の必要があった為に、引き揚げ作業が行われたそうです。
コスタ・コンコルディアには、総額４億５００万ユーロの保険がかかっており、海難事故の保険金支払額としては史上最高の１０億ドル（約７６７億円）に達する可能性があるそうです。更に損害賠償、悪天候による被害の拡大、環境問題などにより、金額がさらに上がる可能性もあり、各保険会社は対応に当たっているそうです。
ザッと調べた内容なので、多少の誤記はお許しください（＾＾；＜レートも違うかも？
因みに・・・
元船長のスケッティーノ氏に求刑されたのは、懲役２６９７年だそうですヽ(ﾟДﾟ；)ﾉ
実際は、どういう判決がくだされるのでしょうかね？

いや～社員の人災とも言える事故で莫大な損害を出して・・・
「会社」って、結構リスクを抱えているのですねぇ～(；´Д｀)＜イメージダウンだろうし
日本のJTBのバス手配ミスの件では、実質的な損害（キャンセルや他社振り替え分の差額補填）より、イメージダウンの方が大きいですよね。

さてジェノバの街・・・コスタのクルーズ旅行で２回ほど立ち寄りました（＾＾；
港で下船したら、直ぐバスに乗ってミラノへ移動したので、街の観光は出来ず残念でした。
あ～マルコ（母をたずねて三千里）の育った街か～と、感慨に耽ったのを覚えています（笑）

韓国旅客船沈没事故

１６日早朝、韓国の仁川～済州島へ向かっていた客船が、航路途中の珍島付近で沈没するという事故が起こりました。証言によると、ドーンと言う音が聞こえてから急速に船が傾き、２時間少しで沈没してしまったそうです。
事故後３０分過ぎには、海上警察が救助に向かい、１８０名近くは助け出されたそうですが、３００名近くの乗客が依然行方不明のままです。その多くは修学旅行中の高校生なのだとか！親御さんの胸中を思うと、お気の毒すぎます。

最初、暗礁に接触して船底に傷が出来、水没した等々憶測がとんでいましたが、１９日の段階では船が急旋回した為に、積荷が片寄りバランスを崩し転覆に至った・・・というのが有力なようです。
その他、「過積載だったのでは？」とか「荷物の固定に鋼鉄のワイヤーを使わずロープだけだった」とか、「潮流の早い（危険）場所であるにも係わらず、船長不在で新人の女性３等航海士が指示していた」とか、「日本から中古で買い取った後、増築してバランスを欠いた」等々色んな事が重なった結果のようです。
更に、事故直後の避難誘導が無く、多くの乗客が船内に留まったまま沈没してしまったようです。
船長及び乗務員は、救助の第一陣で逃げたそうですが・・・
２０１２年に起きたイタリアのコスタ・コンコルディアの船長が思い出されますねぇ～(lll･ω･`)
あの失態は、客船事業に携わるものなら対岸の火事ではなかったハズ！
まさか２年ちょっとで同じ失態を演じる人が出ようとは・・・

報道では船内にまだ空気が残っているので、救助できる！と仰っていましたが・・・
水温が１０度程、暗く狭い空間の中・・・その恐怖心を思うと～早く助けてあげて欲しい(´；ω；｀)
クルーズ好きの私にとって、今回のような事故は、本当に他人事ではありません。
亡くなられた方のご冥福を祈ると共に、被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。
行方不明の皆さんが、一人でも多く救助されますように。


と・・・まじめに思っていたんだけど。
案の定、韓国人は事故を起こした船は「日本製」だとか、修学旅行は「日帝の残滓」だから廃止にすべきだと騒いでいるそうです。
日帝の残滓・・・この言葉、今回始めて知りました。
日本による朝鮮統治時代に、日本から朝鮮 半島に伝わった文化・文物の総称。「残滓」とは文字通り「残り滓（かす）としての捨て去るべき廃棄物」や「屑」という意味であり非常に差別的なニュアンスを含むが、主として韓国ではマスコミや日常会話でも使われるポピュラーな言葉であり、多くが日本由来の文物に対しての一方的な人種差別的な揶揄と排斥の意味で使われる。
これ逆に日本だったら、“ヘイトスピーチ”って槍玉に挙がりますよね？
韓国人が日本人に対し「人種差別的な排斥」を行っても許され、マスコミは黙認。日本人が韓国人に対して行うこと何故か『外国人』と一括りされ、許されない！フェアじゃないですよね・・・正直係わりたくありません。

日本発着のクルーズでは、韓国の釜山や済州島に寄港するルートのものが多々あります。
以前乗ったクルーズでも釜山に立ち寄りました。私は船から降りませんでしたが・・・
今回の件を見るに、海上警察の働きもいまひとつ不安・・・。万が一事故が起きても日本人を助けてくれるとは思えません。「君子危うきに近寄らず」、前回は船から降りなければいいや・・・と、乗船しましたが、これからは海域にも近寄りたくありません。
嫌韓感情は多々あれど、事故に遭われた方々にはお見舞い、お悔やみ申し上げます。
もうタイムリミットです。一人でも多くの方が救助されますように。

東京スカイツリー

先日の三連休を利用して、ついに・・・東京スカイツリーへ行って参りました。ですが、連休中できっと多いだろうな～？と、思い、はとバスのツアーを利用しました(*´∀｀)
夫は、列に並ぶのが大嫌い（笑）
多少値は張りますが、お食事付で展望デッキ（フロア３５０）まで昇れます。
これが、団体客専用入り口から入れるので、駐車場からスムーズにエレベーターに乗れるのです。いや～便利！
ただ、展望回廊（フロア４５０）へは行けません。なので、更に昇りたい人は、フロア３５０で別途チケットを購入して昇る事になります。
帰りの集合時間に遅れそうな場合は、バスに乗らず自力（電車など）で帰る旨をガイドさんに伝えれば、東京ソラマチなどをゆっくり見て帰る事も出来、結構自由です。
私達は、『とりあえずフロア３５０に昇り、展望回廊へのチケット売り場に人が並んで無ければ（笑）、上へ昇ろう！』と、いうことにしました。ガイドさんには、「集合時間に来なかったら、待たずに出発してください」と、伝えておきました（笑）

フロア４５０からの眺め・・・夜景が美しいです。
ですが、ちょっと灯りが小さいかな？（＾＾；
どちらかというと、フロア３５０からの眺めの方が、イルミネーションが大きく輝き綺麗だと思いました。
街の灯りがハッキリ見える・・・と、いうのでしょうか？今度は昼に昇ってみたいと思います。
←フロア３４０には、「ガラスの床」がありますヽ(ﾟДﾟ；)ﾉ
ライトアップされた、東京スカイツリーの鉄骨が、足元のガラスを通して白く浮き上がって見えます。
デッキに昇られた方は、ぜひ一度、このドキドキ感をお試しください（笑）
あ、結局５分待ちくらいで展望回廊へのチケットが買えたので、直ぐフロア４５０へ行くことが出来ました。なので、帰りのバスの時間には間に合いました(*´∀｀)
確実に東京スカイツリーに昇りたい方は、ご利用をご検討ください。
あ、因みに・・・私は東京ドームホテルのディナーバイキングのツアーを利用したのですが・・・
違うお食事のものをお勧めします～（;ー'`ー）＜あくまでも個人的感想で・・・

私はやや高所恐怖症（＾＾；
このような感じで高い所から下を見下ろして、今までの中で一番怖かったのが、ラスベガスのストラトスフィアタワー。斜めに迫り出したガラス張りの鉄骨に、背をもたせ掛けるのですが・・・恐怖感が半端ない((((；ﾟДﾟ))))
高さは東京スカイツリーの方が高いけど、安全対策で？二重構造になっているのが見て分かるので、恐怖感が沸かないのです～(；´Д｀)
余談ですが・・・夫は、ストラトスフィアタワー上部にある、打ち上げ式のフリーフォールが今まで乗ったアトラクションの中で、一番怖かったと申しておりました。私は見てるだけで遠慮しましたよ（笑）

コスタ・コンコルディア号引き揚げ作業完了

昨年１月１３日に、イタリア中部ジリオ島付近で座礁事故を起こし、横倒しになった豪華客船のコスタ・コンコルディア号の引き揚げ作業が、１７日未明に完了したそうです。全長２９０ｍ、重さ11万4000トンの船、この種の作業としては史上最大のもので、２６ヶ国から約５００人が動員されたそうです。
引き揚げ・・・と言っても、横倒しになった船体を垂直に引き起こすものです。当初１２時間を予定していましたが、悪天候などもあり、作業には１９時間を要したそうです。
やっと垂直に起きた状態になったわけですが、解体の為にドックに曳航され、全作業が終わるのは早くても来年の春だそうです。
これまでに掛かった費用は、６億ユーロ（約７９８億円）也。保険会社は、全作業を終える為の費用を１１億ドル（約１０９２億円）と見積もっているそうです。
え～新しい豪華客船が作れますよねぇ～(；´Д｀)
この事故で亡くなられた、３２名の方々の、ご冥福をお祈り致します。

たしかコスタは、新造船を三菱重工長崎に発注していましたよね。
三菱重工長崎は、過去にダイヤモンド・プリンセス（現サファイヤ・プリンセス）を燃やしてしまいましたが・・・ぜひとも美しい船を作り上げて欲しいものです。
コスタさん、もう沈めないように安全運行でお願いいたします。
でないと・・・安心して利用できません（＾＾；

コスタコンコルディア号座礁事故 裁判の続報

皆様、まだ覚えていらっしゃいますでしょうか？
２０１２年１月に、イタリア中部ジリオ島付近で座礁事故を起こし、横倒しになったコスタ・コンコルディアという大型客船の事を。事故当時、７０ヶ国４２２９人が乗船していたコスタ・コンコルディア号は、島民を喜ばせようとジリオ島のすぐ近くを航行した際に座礁。死亡、行方不明者は３２人に上る大惨事となりました。

イタリアの裁判所は２０日、被告５人の司法取引を認め、禁錮１年６ヶ月～２年１０ヶ月の有罪判決を言い渡したそうです。司法取引で減刑された５被告は、クルーズ船運航会社コスタ・クロシエレの危機管理責任者と、インドネシア人操舵手、および副船長と他の乗組員２人。このうち危機管理責任者が最も重い禁錮２年１０ヶ月を言い渡されたそうです。
一方、例のフランチェスコ・スケッティーノ元船長は、過失致死や船舶放棄の罪に問われ、現在この事故の裁判で唯一の被告となっています。１７日の初公判でスケッティーノ被告の弁護団は、罪を認める代わりに禁錮３年５ヶ月に減刑する司法取引を求めたものの、却下されたそうです。同被告は２０日、改めて司法取引を求めたそうですが・・・どうなりますやら？
続報が待たれますね(´・ω・`)

コスタをはじめ、クルーズ会社各社には、今以上に安全運行をお願いしたいと思います。
そう言えば・・・この度三菱重工長崎は、９年ぶりに豪華客船の建造に着手しました。
これはコスタ・グループから２０１１年に受注した２隻のうちの１番船で、１２万４５００トン、乗客数約３３００人になるそうです。引渡しは１５年３月の予定とのこと。
嘗てダイヤモンド・プリンセスやサファイヤ・プリンセスを建造した三菱重工には、頑張って欲しいですね。今度は燃やすなよ～(；´Д｀)

GWはクルーズへ・・・

皆様、GWはどのようにお過ごしでしょうか？
昨年は、もうすぐ引越し（福岡→関東）だった為、その準備でGWどころではありませんでした(；´Д｀)
今年は、昨年秋に続き、またクルーズを楽しむ事ができそうです。というのも、最近クルーズが日本にも定着し、日本発のコースが色々出てきたからなのです。
腰痛持ちの夫は、飛行機に長時間乗るのが辛いそうで（エコノミーしか乗れないし～＾＾；）、クルーズには行きたいけど、その前後の飛行機が～と、いつもぼやいていました（笑）
ちびっこい私は、エコノミーでも十分快適にフライトできるんですけどね(*´∀｀)

今回の旅は、東京発→釜山→長崎→横浜　の６日間の旅となります。
チェッ！なんで韓国へ行くんだろう～ヽ(`Д´)ノ＜私は下船しないけど
今回乗る船は、ロイヤル・カリビアン・インターナショナル社の「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」総トン数137,276トンの客船です。実はこの船、２００６年の地中海クルーズでも乗船したので、今回２度目の乗船となります。
昨秋のカリブ海クルーズでは、同社の「アリュール・オブ・ザ・シーズ」225,282トンに乗りました。
今回のクルーズは、日本の会社がチャーターしたものなので、ほとんどが（多分）日本人のお客様。なので、異国情緒はしませんが、「言葉」は安心して過ごせそうです（笑）
ただ・・・最近のお天気で、半袖？長袖？持って行く服を迷います～(；´Д｀)

なので、暫くブログの更新が出来ません。
８日に横浜に戻る予定なので、その後更新させて頂きたいと思います。
前回の旅も、まだ紹介していませんでしたね（＾＾；＜今回こそ・・・？

コスタ・コンコルディア号事故の今・・・

皆様、覚えていらっしゃいますでしょうか？
２０１２年１月に、イタリア中部ジリオ島付近で座礁事故を起こし、横倒しになったコスタ・コンコルディアという大型客船の事を。事故当時、７０ヶ国４２２９人が乗船していたコスタ・コンコルディア号は、島民を喜ばせようとジリオ島のすぐ近くを航行した際に座礁。死亡、行方不明者は３２人に上る大惨事となりました。

今回１５日に、過失致死などの容疑で逮捕された元船長ら６人を、起訴するかどうか決める予備審問が、イタリア中部グロッセートの裁判所で始まったそうです。　
フランチェスコ・スケッティーノ元船長は、過失致死のほか、船を座礁させた容疑、沿岸警備隊への報告義務違反、乗船者の救助義務違反などの疑いがかけられ、予備審問は７月までに約４０回行われる予定だそうです。

生存者の中には、コスタ・コンコルディア号を運航していた欧州最大のクルーズ船運航会社コスタ・クロシエレを相手取って民事訴訟を起こしているそうです。事故で負傷したり、家族を失ったりしていない生存者の多くは、コスタ・クロシエレから１人当たり１万１０００ユーロ（約１４０万円）の支払いを受けることで合意していますが、ジリオ島当局が８０００万ユーロ（約１００億円）を超える損害賠償を要求している他、ある被害者団体は生存者１人当たり５０万ユーロ（約6500万円）の支払いを求めているそうです。
ですが・・・クルーズって、「何があっても免責」の書類にサインして乗船していたような？（＾＾；
高級船は分かりませんが、私が今まで乗船したコスタはじめ、カジュアル船の数社では、そうでした。だから今回も、皆さんサインはしていたはずでは？と、思うのですが・・・
なので、怪我の無い生存者が一人当たり１万１０００ユーロ（約１４０万円）の賠償は、旅行代金、荷物の代金等に換算すると妥当な線かな？と、夫と話していました。
１個１００万以上する高級バッグを無くした！なんて例外は置いといて（＾＾；
でも、暗闇で命からがら逃げ出して・・・それも船会社（船長）の過失で！と、なると「もっと慰謝料加算して！」となるのかしら？こればっかりは、実際体験してみないと（したいとは思いませんが）、その心情は分かりませんね。
事故の「免責」については、先にエジプトで起きた気球墜落事故でも、話題になりましたね。
民事裁判の結果も気になるところです。

コスタ・コンコルディア号座礁事故から１年・・・

皆様、コスタ・コンコルディアという大型客船の名前を覚えておいででしょうか？
今から１年前に、イタリア中部ジリオ島付近で座礁事故を起こし、横倒しになった船です。
船長が、乗客を見捨てて先に逃げた！として、一時期話題になりましたねぇ～(´・ω・`)

引き揚げ作業は、最長１年は掛るとの見込で、昨年の６月２５日～始りました。
作業はまだまだ半ば・・・船体は海に横たわったままで、少し錆も目立ち始めています。
元通りになったジオリ島周辺を、早く見たいものですね。

海外旅行は、最近クルーズばかりなので、この事故は他人事に思えませんでした。
事故後初のクルーズでの、エマージェンシードリル（避難訓練）は真剣に取り組みましたよ。
でも寝ている時に何か起こったら・・・助かるかどうかは「運」次第ですね～(lll･ω･`)
死者３０名、行方不明者２名を出した今回の座礁事故。
亡くなられた皆様の、ご冥福をお祈りしたいと思います。

※追伸：
１３日で１年を迎えた事故ですが、現地ジオリ島では追悼式典が行われました。
犠牲者の遺族や事故の生存者、島の住民らが参列し、船の汽笛や教会の鐘が鳴る中、犠牲者を悼んだそうです。
事故当時コスタ・コンコルディア号には、７０か国の４２２９人が乗船していました。
この横倒しになる大惨事で、犠牲者が３２人というのは・・・少ないのか多いのか？
でも、本来１人の犠牲者もあってはならない事ですよね。
当時のフランチェスコ・スケッティーノ船長や、運航会社幹部３人など１０人が取り調べを受けていますが、裁判が始まるのは数か月後になる見込みだそうです。
現在サルベージされている船は、再浮上させ、別の場所に曳航してスクラップにされる事が決まっています。この一連の作業は約３億ユーロ（約３６０億円）をかけて行われ、９月には終わる見通しだということです。先はまだ長いですね～(´・ω・`)

コスタ・コンコルディア終に・・・

先日も、「コスタ・コンコルディア号座礁事故から、もうすぐ４カ月」と、その後の経過を紹介しました。今回、そのコスタ・コンコルディア号の引き揚げ計画が決まったそうです。
コスタ・コンコルディアを所有するコスタ・クルーズによると、引き揚げ作業は数日以内に開始され、完了までに最長１年を要するそうです。作業は、米国の海難救助・沈没船撤去会社チタン・サルベージとイタリアの海洋請負業者ミコペリが共同で行うとの事です。
コスタ・クルーズは声明で「船体の引き揚げ計画では、環境への影響の最小化、ジリオ島の経済や観光産業の保護、作業の安全性の確保を最優先する」とし、「撤去作業が終わり次第、海底を清掃し、海洋植物を移植する」としているそうです。
引き揚げられた船体は、イタリアの港に運ばれ、そこで解体・処分されるそうです。コスタ・クルーズによると、船体の引き揚げから解体・処分までにかかる費用の総額は推定約３億ドル（約２３７億円）だとのこと。またジリオ島の環境産業への影響を防ぐために、引き揚げ作業を行う作業員の宿泊所や機材の保管場所をイタリア本土に置くなどの対策を講じるとしているそうです。

・・・気の遠くなるような作業ですねぇ～(´・ω・`)
引き揚げられる事で、行方不明のお二人が見つかるとよいですね。
私はNHKのニュースで知ったのですが、横倒しの船をクレーンを使って元に戻し水を抜き、港に曳航すると解説していました。
サルベージの会社によると、このような大規模な引き上げは、史上初なのだそうです。
タイタニックやヤマトの引き揚げと、どっちが難しいのでしょうか？
費用は掛りますが、企業イメージもあり撤去せざるを得ないのでしょうね（＾＾；
船を座礁させたくせに、放置してドロンパする隣国とはモラルが違うわ！

今年もクルーズ旅行を計画している私。
この先何が起きるか分からないので、多少無理をしても行けるうちに行っちゃえ！って感じです。ただし・・・コスタではありません（＾＾；
ま～それも夫が、お休みを取れるかどうか次第なんですが。


※追伸：
６月２５日、引き揚げ作業が開始されたそうです。
長丁場になるでしょうが、無事に終了すると良いですね。
亡くなられた方々の、御冥福をお祈りいたします。

コスタ・コンコルディア号座礁事故から、もうすぐ４カ月・・・

２０１２年１月１３日に、イタリア中部ジリオ島付近で座礁事故を起こしたコスタ・コンコウディア号。
その後どうなったのかしら？と、思っていたらフジTVの「奇跡体験アンビリバボー」で、『コスタ・コンコルディア号　座礁事故の真実を追え』として特集が組まれていました。
福岡では、放送日当日の２６日は野球中継？で放送されず、２９日のお昼（いつもは過去の再放送をやっている）の時間に放送されました。
私は最近見ていないのですが、夫がいつも録画して見ているので、今回見る事が出来ました。

まず現在までの調査で分かっている事は・・・
・自動制御システムが解除され、手動操縦に切り替わっていた。
・『お辞儀』と呼ばれるイタリアの船の慣習をする為に、自動操縦を解除していた。
　　＊「お辞儀」とは、汽笛を鳴らしながら島に近づく行為。
・事故当日の航路の解析をした結果、舵を切るタイミングが遅れて岩礁に接触したと考えられる。
・接触し、船底がが裂けた場所にディーゼル発電機があり、海水が流入した事で電源喪失。
・スクリュー停止により制御不能となり、漂流しはじめた。
・事故発生から５７分経過後に、はじめて避難命令が出る。
　★何故避難命令に５７分もの時間を要したのか？
番組では、イタリアのテレビ番組に持ち込まれ、大スクープになった船長や航海士などがいる操舵室の隠し撮り映像を入手。その音声を専門家（いつもの日本音響研究所の鈴木所長さん）に解析してもらい、船長の音声を抜き出していました。この解析から分かった事は、船長は避難命令を出す事に消極的で、結局判断を下したのは、船長以外の船員の音声でした。
現在、当時ブリッジに居た全員が裁判に掛けられ係争中のようです。スケッティーノ船長については、船舶放棄や複数の過失致死罪などで、禁錮２６９６年を求刑されているそうです。
番組は最後に、『事故原因にヒューマンエラーがあったことは否めない。 しかし、人間の過ちを救えるのもまた、人間しかいないのかもしれない』と纏めていました。
亡くなられた方々の御冥福をお祈りいたします。

死者３０名、行方不明者２名を出した、今回の座礁事故。
座礁事故そのものより、その後の指揮官の対応の悪さが被害を甚大なものにしています。
・・・と書くと、どうしても福島の原発の事が～(´・ω・`)
当時の東電の社長、政府の責任者“空き缶”、他諸々・・・何故責任を追及されないのかが不思議です。あ、SPEEDIの情報を「隠蔽した人」も重罪だわねぇ～(lll･ω･`)