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フィリップ・ベル氏のセミナー [サロン・デュ・ショコラ2012]

2012.2.2 14:00~  「フィリップ・ベル氏のセミナー」

2月1日から、福岡の岩田屋でも「サロン・デュ・ショコラ」が始まりました。
2日目の今日は、2回のセミナーが開催されました。
セミナーは、当日先着順で1セミナーにつき一人1枚、引換券を頂けました。
今回ご紹介するのは、フィリップ・ベル氏のセミナーです。
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2004年にM.O.F.を取得され、2006年に独立されました。
ベル氏はクーベルチュールから手作りで作られている、数少ないショコラティエのお一人です。
最初は、カカオ農園の生産者さんお作業風景のビデオを見ながら解説を受けました。
昨日のジャン=ポール・エヴァンさんも仰っていましたが、カカオ豆を栽培する農夫さん達は貧しく、ショコラティエの方々も原材料の高騰で、あまり利益が出ず、一番儲けているのは中間業者と投機している人達だそうです。
どこの世界も中間マージンが一番高いんですよねぇ~(´・ω・`)
今回のセミナーでは、「カカオバター」と「コートジヴォワール」「ヴェネズエラ」「サオトメ」のカカオを試食させて頂きました。カカオ3種の味の違いは分かるのですが、それがどう違うのか詳しく言い表せません。砂糖も何も入っていないので、とっても苦いです~(`Д´)
ベルさんの様なショコラティエになると、そのままでも味の善し悪しが分かるそうです。
『サオトメ』という、カカオの名前を聞き「早乙女」?と、思ったのですが、アフリカにある島の名前だそうです。へ~初めて聞く名前だな~と、思い調べると・・・アラ!( ゚Д゚) 長くなるので、後述します。
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苦~い試食の後には、美味しい~~ショコラの試食を頂きました。
上から「ノスタルジー」「ミントコリアンダー」「フレーズココ」です。
「ノスタルジー」は、キャラメルカフェのリキッド入りボンボンです。美味しいです(;´Д`)
お母さんの家で飲む珈琲を想い出して・・・のイメージだそうです。
「ミントコリアンダー」は、今年買い損ねた10周年記念BOXに入っていました。
コリアンダーの風味が後から効いてきます。結構美味しいです。
「フレーズココ」は、ココナッツ風味のホワイトチョコレートと苺のパートドフリュイの2層になったボンボンショコラです。試食した中では1番好きでした(*´∀`)Ъ
楽しいお話と、美味しいチョコの試食をありがとうございました。

さて先ほど書いた「サオトメ島」のこと。
検索すると「サントメ・プリンシペ」とヒットしました。
なんと、アフリカの何処かの国の島の名前かと思ったら、『サントメ・プリンシペ民主共和国』と言う、立派な独立国だったのです。西アフリカのギニア湾に浮かぶ火山島であるサントメ島、プリンシペ島、そしてその周辺の島々から成る共和制国家で、1975年にポルトガルより独立したそうです。
もう学生じゃ無くなって○十年・・・すっかり世界の情勢に疎くなりました。
「São Tomé」と書くので、「サオトメ」と読めますね~でも日本語表記は「サントメ」らしい(笑)
気候条件から、ポルトガル植民地としてカカオ栽培に特化してきたそうです。
輸出額の93.9%(2003年)をカカオ豆が占めているそうです。
近年、油田開発に着手しているとのこと。中国がガッツリ入ってるわ~(;ー'`ー)アララ…
2008年度の主要援助国は、1位ポルトガル、2位日本、3位フランスでした。
元宗主国のポルトガルや、アフリカに多く植民地を持っていたフランスが援助するのは分かるのですが、日本は・・・お人好し~(´;ω;`)<無償援助ばっかり・・・おいしいところは中国が~
ま~その「お人好し」っぷりが、東日本大震災の時の応援として帰って来た訳だけど。
「サントメ・プリンシペ」憶えたぞ!これからカカオの産地名として名を馳せて行く事でしょう(*´∀`)

追伸:
そういえば・・・
日本に来て、とても気に入っている事があるので皆さんも一緒に・・・ということで。
なんと最後に全員で「三本締め」で、セミナーを締めました(笑)
よ~タタタン タタタン タタタン タン・・・よ~と、3セット繰り返す手拍子です。
福岡にも「博多一本締め」がありますよ~ヽ(*´∀`)ノ
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