今日は「ポワソン・ダブリル（４月の魚）」

４月１日は、世界的にエイプリル・フールですよね。
フランスでは「ポワソン・ダブリル（４月の魚）」と言って、魚の形をしたチョコレートやパイを食べる習慣があります。
何故「４月の魚」と呼ぶようになったかは、諸説ありますが、まず、贈り物をする由来は、１６世紀半ば、フランス国王シャルル９世が、１年の始まりを４月１日（３月２５日とも？）から１月１日に変えたことがきっかけ、と言われています。人々は、やはり昔からの習慣に馴染みがあり、国王への反発心もあって、４月１日に「嘘の新年」の贈り物を続けたそうです。
この時期はカトリックの「四旬節」に当たり、食事を厳格に節制して肉を食べず魚ばかり食べるので、それが由来となっているという説があります。
また、ここで言う魚はサバのことらしいです。サバはあまり利口ではなく、この時期になると誰でも簡単に釣ることができるので、４月１日にサバを食べさせられた人をからかって「４月の魚」と呼んだからという説もあります。

起源は所説あれど、現在「魚の形をしたチョコレートやパイを食べる習慣」があるのは事実。日本では、そこまで浸透していませんが、お菓子屋さんに魚の形をしたチョコレートやパイが並んでいるのは多々見受けます。近年米国のお菓子も上陸し人気ですが、洋菓子については、やっぱりフランス文化の影響が色濃いですね。