チチュウカイモンクアザラシ

時々見ている、NHK総合・日曜午後７時３０分～の「ダーウィンが来た！」
今週の特集は、幻のあざらし「チチュウカイモンクアザラシ」でした。
この「モンクアザラシ」とは、「チチュウカイモンクアザラシ」「ハワイモンクアザラシ」「カリブカイモンクアザラシ」の３種からなる低緯度海域に生息する唯一のアザラシで、現在絶滅の危機にあり国際保護動物になっています。
今回放送された「チチュウカイモンクアザラシ」は、大西洋、地中海、エーゲ海周辺に僅かに５～６００頭しか生息していないそうです。
「モンク」って何なの？と思い調べると・・・
頭が丸く毛が細く比較的密生し、その顔つきが丁度キリスト教の修道士（monk）のようなところから。又は皮膚のひだが修道士（monk）の着る修道服のフードに似ているところから呼ばれるのだそうです。 あのパンパンに張った皮膚のどこに“ひだ”があるのでしょうか？（笑）
さてチチュウカイモンクアザラシは、珍しく洞窟の中で子育てをするそうです。
元々浜辺で行っていたのが、観光地化による浜辺の減少等で洞窟内へと変化していったのだそうです。波が荒れると、子供が流されて事故死する場合も多いのだそうです。厳しい環境で子育てするせいなのか？他のメスあざらしも協力して子育てしていました。
海底で、ひっくり返って眠る姿は愛らしいのですが、１０分置きに息継ぎの為浮上しなければなりません。安全に子育てできる砂浜が確保され、砂浜でゆったり眠れる環境に、一日も早く戻る事が出来れば良いですねぇ。