九州再発見の旅シリーズ・長崎県編｢ハトシロールのサクサク変身術｣

博多阪急で定期的に開催されている「阪急うまか研究所」のセミナー。
今回参加したのは、『九州再発見の旅シリーズ・長崎県編｢ハトシロールのサクサク変身術｣』でした。講師は、「長崎蒲鉾（有）」営業課長の髙崎陽子さんでした。
長崎郷土料理の「蝦多士（ハトシ）」をアレンジして作った、長崎一番の「長崎ハトシロール」。
この商品を使った簡単レシピを紹介して頂きました。
また、お正月に向けて「かまぼこの飾り切り」も教えて頂きました。
▼ハトシロール

「蝦多士（ハトシ）」とは、蝦（えび）多士（トースト）の意味で、１００年程前に中国の広州より長崎に伝わり、広東語を真似たハトシという呼び方で広まったそうです。
長崎郷土料理の卓袱料理で食べられ、一時期は家庭でも作るほど普及したそうですが、すり身を用意するのが手間などの理由で家庭で作ることは減っていったそうです。もっと手軽に食べてもらいたいと、改良して作られたのが、この「ハトシロール」なのだそうです。
長崎近海で獲れるアジ、国産玉葱、合挽肉が入っているそうです。
昨年このハトシロールで「農林水産大臣賞」を受賞されたそうです。＜ｵﾒﾃﾞﾄｳｺﾞｻﾞｲﾏｽ
▼本日のレッスン内容＆試食


今回、かまぼこの「飾り切り」も紹介して頂きました。
「手綱切り」くらいしか知らなかったので、この実習は大変勉強になりました。
でもかまぼこを薄く切るのは難しい～～(；´Д｀)
▼試食
▼即席オニコンスープ・ハトシ・イン
市販のオニオンスープにハトシを細かく刻んで入れた物です。カリッと焼いたハトシがクルトンみたいな食感で美味しいです。ただ、ハトシに濃い味が付いているので、スープは薄味の方が私は好きかな～？と、思いました。
今回試食ではオニオンスープでしたが、他のスープでももちろんOKだそうです。

▼ハトシロールのスライスサラダ　　　　▼板付のカルパッチョ

「ハトシロールのスライスサラダ」は、野菜サラダの上に薄くスライスしたハトシを乗せるだけです。味や食感のアクセントになり美味しかったですよ。
「板付のカルパッチョ」は、板付かまぼこを薄切りにし、カルパッチョの様に並べた一品です。
かまぼこがカルパッチョになるなんて！目から鱗でした（笑）味も美味しかったです。
この薄さに切るには、和包丁で切らないと、洋包丁では難しいですね。
▼板付ときのこの醤油づけ　　　　　　　▼ハトシロールとブロッコリーのチーズグラタン

「板付ときのこの醤油づけ」は、醤油ベースの調味料を熱し、切った板付、しめじ、エリンギを入れ２～３分煮た後、温かい内にジップロック等に入れて半日程寝かせます。
作り置き出来るし、とっても美味しかったです(*´∀｀)
「ハトシロールとブロッコリーのチーズグラタン」は、ブロッコリーとハトシをグラタン皿に並べ、マヨネーズに粉チーズを混ぜたソースに、とろけるチーズを乗せてオーブンで焼きました。美味しかったです～ハトシのパリッとした食感が、野菜だけのグラタンに比べ、いいアクセントでした(*´∀`)Ъ
トマトや茄子のグラタンに入れても美味しいと思います～作ってみたいですね。
▼頂いた資料

席に着くと、可愛いキャラクターが描かれたファイルが置かれていました。
中には、今日のレシピや飾り切りの資料の他、かまぼこの基礎知識やお料理レシピ等が入っていました。蒲鉾って、ただ食べるのが殆どだったので、レシピはとても有り難かったですね。
▼購入したハトシ

冷凍のハトシとアツアツのハトシを購入しました。
冷凍の物は、解凍した後オーブンで温めて食べます。
冷凍物だったので、持ち帰りに躊躇していたら、お店の方が「保冷剤、保冷バッグをサービスしています」と、仰るので購入してみました。
が・・・HPを見ると一袋税込４５０円の商品が、博多阪急では税込４８０円になっていました。
という事は、保冷剤・バッグ代は上乗せされていたのね～(´・ω・`)
ま、セミナーで参加費以上の試食をさせて頂いたので、いいのですけどね（笑）

講師の髙崎陽子様、博多阪急スタッフの皆様、今日は素敵なセミナーをありがとうございました。
近い九州内でも、まだまだ知らない郷土料理って色々あるのですね～(*ﾟ∀ﾟ*)
「長崎一番かまぼこ」や一部商品は、博多区上川端町にある、長崎・佐世保・雲仙のアンテナショプ「キトラス」で購入出来るそうです。

2011.10.19 AM10:30-12:00