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フィリップ・ベル氏のセミナー [サロン・デュ・ショコラ2011]

2011.2.3 14:00~  「フィリップ・ベル氏のセミナー」

やっと福岡の岩田屋にも廻ってきた「サロン・デュ・ショコラ」。
福岡では、3回目の開催となります。
セミナーは、当日先着順で1セミナーにつき一人1枚、引換券を頂けました。

2月3日2回目のセミナーは、フィリップ・ベル氏のセミナーでした。
4105.jpg2004年にM.O.F.を取得され、2006年に独立。
お店はモンブリゾンにありますが、2009年にリヨンにも支店が出来たそうです。
多くのショコラティエの方々は、ヴァローナやカカオバリーなどのメーカーさんが作るクーベルチュールチョコレートを購入し、独自のブレンドで個性を出していらっしゃいます。そんな中、ベル氏はクーベルチュールから手作りで作られている数少ないショコラティエのお一人なのです。
今回のセミナーでは、カカオ農園(ドミニカ共和国)の仕事の様子をビデオで紹介して下さいました。前日受けたジャン=ポール・エヴァンさんのセミナーでも、同様の農園の仕事風景(ペルー)が紹介されていました。続けて見ると、より勉強になります。
カカオ豆を栽培する農夫さん達は貧しく、ショコラティエの方々も原材料の高騰で、あまり利益が出ず、一番儲けているのは中間業者と投機している人達だそうです。昨今、世界的な金融緩和で、農作物へ投機マネーが大量に流入し、カカオ豆に限らず、珈琲、砂糖、大豆・・・と高騰していますものねぇ~、おまけに異常気象で生産量の低下、新興国の需要拡大も拍車をかけ・・・(´・ω・`)<脱線しましたね

さて楽しい試食タイム?です。
4106.jpg最初は、小さな4つのタブレットが乗ったお皿が登場。
これは真上から時計回りに「カカオバター」と「ベネズエラ産」「エクアドル産」「コートジボワール産」のカカオマス(100%カカオのみ)です。産地の違いで味を利き比べる・・・という高度な(笑)試食でした。
カカオ100%ですから、もちろん甘くありません( ゚Д゚) 、ニガッ
こうやって食べて見ると、若干の酸味や苦味の違いは分かりますが・・・
カカオの味は、産地でも違いますが、焙煎の仕方や獲れる年によっても味が替わるそうです。
それを一定の味に保つために、色々な産地の物をブレンドして調整するのだそうです。
メーカーのブレンダーさんや、ショコラティエの皆さんの素晴らしいお仕事の一端を垣間見ました。
そして次にいよいよベル氏の美味しい~ショコラの登場です~ヽ(*´∀`)ノ
4107.jpg左:キャラメル・ユズ。柚子は、グレープフルーツ、レモンとも違う味で、キャラメルと合わせたらどうかな?と思い作られたそうです。ユズのジュースを購入して、ユズのパートから作りました!との事でした。お味は、キャラメル味の中、私の鼻詰まりの体調でも感じ取れる柚子の風味でした。美味しいです。キャラメルセミリキッドショコラとサロショコBOX「春・夏」にも入っているので、体調が治ったら改めて頂きます!
右:ARASHIYAMA。生姜のコンフィをパートダマンドに混ぜて作られたそうです。生姜の風味はする・・・けど・・・パートダマンドは美味しかったのですが、生姜味はちょっと私好みではありませんでした(^^;<ゴメンチャイ

いつもニコニコ笑顔が素敵なベルさん、午前中は奥様もいらっしゃっていました。
“美人の奥様”と小耳に挿んでいたのですが、噂に違わぬ美しい奥様でした(*´∀`)
以前、モリブゾンのお店では、2Fのアトリエでベルさんがチョコを作り、1Fのショップで奥様が販売されていると聞きました。こんな素敵なマダムに接客してもらったら、余計に買っちゃいそう(笑)
楽しいお話と、美味しいチョコの試食をありがとうございました。
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