SSブログ

如水庵の“皐月”の和菓子 [如水庵]

大丸福岡天神店の如水庵で、5月「皐月」の上生菓子を購入しました。
今月も干菓子を予約購入しました~(*´∀`)Ъ
大丸店の販売員様、いつもお世話になっております。
▼花菖蒲
7428.jpg7429.jpg
剣形の葉の間から白、紫の花を咲かせ、初夏の水辺に凛とした美しさを漂わせます。
◎煉切製 中は、小豆こし餡
見事な絞りとグラデーションで、美しい花菖蒲に出来上がっています。
薄紫の色合いが何とも上品です。味もさほど甘過ぎず、丁度良い感じでした。
▼一声(ひとこえ)
7430.jpg7431.jpg
初夏を代表する鳥【時鳥(ほととぎす)】。静かな山奥での一声は一層静けさを引き立てます。
◎薯蕷饅頭 中は、小豆こし餡
何故にこの形が「ほととぎす」に結びつくのか・・・私にはまだ理解できません(^^;
と、思って調べると『目のまわりには黄色のアイリングがある』のですね!だからこの形なのですね~(笑)目玉だ~(;´Д`)
しか~し、私はホトトギスとカッコウの区別がよく分かりません(´・ω・`)
味は美味しい薯蕷饅頭でした。
▼落し文
7432.jpg7433.jpg
タラや栗の木の葉を巻いて卵を産む虫「オトシブミ」。その葉をほととぎすが落とした手紙に例えて、この名が付きました。
◎煉切で白小豆餡を巻いたもの
そうそう、昨年この「落し文」を見て、訳が分からず調べました(笑)
萬年家さんのお菓子で紹介していましたね。
同じ題材で形が似ていても、餡が違ったり其々個性が出て面白いです。
こちらの白小豆粒餡は、こし餡より美味しかったです~(*´∀`)Ъ
▼富貴草(ふうきそう)
7434.jpg7435.jpg
牡丹の異名。美しい花びらを重ねて開く様は、華麗な中に気品があり、古来より絵や詩歌に尊ばれてきました。
◎煉切餡を薯蕷羹で茶巾絞り
食べるのが惜しいくらい、とっても綺麗なお菓子でした。
煉切で形作る牡丹も美しいですが、薯蕷羹で造る牡丹も、風情があり美しいですね。
味も美味しかったです。
▼早苗きんとん
7436.jpg7437.jpg
苗代から本田へ移し植える頃の苗を言い、まだ浅い緑がみずみずしく輝きます。
◎きんとん製 中は、小豆粒餡
是と言って代わり映えはないのですが(笑)きんとん大好きなので、と~っても美味しかったです。小さな錦玉羹の雫が、早苗の瑞々しさを表していますね、細かいところですが。
▼初鰹
7438.jpg「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」と江戸中期の俳人・山口素堂の句に詠まれるほど、江戸の初夏の味として珍重されました。
◎葛羹製
以前紹介した両口屋是清の「初鰹」に比べると、切り身の模様があまり出ていませんでした。綺麗な長方形ではなく、切り身のように若干歪んでいるので、「初鰹」です!と言って出さないと、切り方に失敗したと思われてしまいます(笑)
でも味は美味しかったです!両口屋是清のより、こっちの味が私好みでした(*´∀`)Ъ
私はどうも、葛入りの羊羹が好きみたいですね~
▼青晴れ(さつきばれ)
7439.jpg風薫る5月、初夏の南風が新緑の中に、爽やかな香りを運んできます。
◎あやめの花-寒氷製
◎あやめの葉-雲平の羊羹サンド
菖蒲の花は細部までsシャープに出来ているし、葉も羊羹がサンドされた雲平で、手が込んでします。味は・・・(^^; お干菓子は、味よりも見た目です(笑)

▼池の沢
7440.jpgおもだかは人の顔にも似た葉が長い葉柄の上につくことから「面高」とも書きます。
◎おもだか-錦玉製
◎水-薄種みそ餡サンド
歌舞伎の市川一門は、初代市川猿之助(二代目市川段四郎)の生家が副業として薬草の澤瀉を扱う薬屋を商なっていたといわれる為、屋号が「澤瀉屋」になったらしいです。よく“おもだかや~”と、掛け声が飛び交いますよね。
話が逸れましたが(^^; 「水」の薄種みそ餡サンドは、やっぱり美味しいわ~(*´∀`)

今月も素敵なお菓子達でした。ご馳走様でした~(*´∀`)Ъ
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0