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富貴(ふうき)の季節の和菓子 [富貴]

先日如水庵の季節の和菓子を紹介しましたが、この富貴の生菓子も大丸福岡天神店にあります。
栞は頂けなかったので、材料詳細はなしです(^^;<ゴメンナサイ
▼茂木の里
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長崎が全国に誇る「茂木びわ」。
1800年代に中国より伝来し、長崎茂木地方から全国へ伝わったそうです。
白いんげん豆の餡に、柔らかい求肥に包まれた、優しい甘さの餡でした。
▼八つ橋
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菖蒲(アヤメ)?杜若(カキツバタ)?花菖蒲(ハナショウブ)?区別が難しい~(;´Д`)
なのに何故「八つ橋」なの?と、思い調べてみました。
「八つ橋」は、小川や沼地などに幅の狭い橋板を数枚折れ折れに継ぎ続け架けた橋の事で、菖蒲類の観賞に配慮した歩道橋であり、鑑賞する時にはなくてはならない付属物なのだそうです。そう言われてみれば、見た事があるぞ・・・
更に調べると、愛知県知立市では「八橋かきつばた園」があり、毎年お祭りもあるそうです。
『八橋のかきつばたは、平安の歌人“在原業平”が、「からころも きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞおもふ」と、句頭に「かきつばた」の5文字をいれて詠んだように伊勢物語の昔から知られるかきつばたの名勝地です。』とありました。枇杷を産地の「茂木の里」とネーミングする辺り、恐らくこの名勝地から名付けられたのだと思います。<本当に奥深いわ~ヽ(*゚∀゚*)ノ
そして、在原業平の愛人、杜若姫が無量寿寺に奉られているそうです。
小豆の漉し餡を、薯蕷練切で包んでいます。私は味より目で楽しむポイントが高かったかな。
▼青梅
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如水庵の「青梅」は外郎でしたが、こちらは漉し餡を包んだ薯蕷饅頭でした。
しっかり梅の筋が付いているのに感激!ほのかにピンク色なんですよね。
味は美味しかったですよ~ヽ(*´∀`)ノ
▼よひら
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「紫陽花」だよね?何故「よひら」?と、不思議に思い調べました・・・
なんと和歌などでは、4枚の花弁から紫陽花の事を「よひら」と詠むのだそうです。
色変わりするので「七変化」とも言われるそうですが・・・(^^;
白餡にウグイスかのこを付け、4枚の花弁を持つ紫陽花が添えられています。
味もとっても美味しかったです。中の餡?餅?がとっても柔らかな口当たりでした。
▼花王
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中国では古くから牡丹を「花王」と称し、富貴(ふうき=社会的地位もあり、収入も多い様子)の象徴としていました。このため牡丹は「富貴草(ふうきぐさ)」という別名でも呼ばれているそうです。偶然?お店の名前も「富貴」だわ!日本では「百花の王」が有名ですよね。
この生菓子、一目見てその美しさの虜になりました~(*´Д`)<食べられない・・・
白餡を薯蕷練切で包んで形作られています。食べてみると・・・うん、味は普通だ(笑)
甘みは控えめ。「八つ橋」同様、私は目で楽しむ方のポイントが高いかな?(笑)
不味い訳では無く、もちろん美味しいですよ(*´∀`)
▼雨の色
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一見すると地味(笑)紫陽花だと思うのですが・・・雨に当たって薄い色合いになっているのでしょうか?なんとも淡い色使いと「雨の色」というネーミングが奥ゆかしさを感じます。
梅雨の時期、雨なんて!ヽ(`Д´)ノと、思いがちなのですが、雨露に濡れた花を愛でるのも良いなぁ~と、ちょっと思うお菓子なのでした。
きんとんの中は粒餡。見かけは地味ですが、味はとっても美味しいですヽ(*´∀`)ノ

富貴の生菓子は、形状、名前、とっても勉強になりました。
餡の味も甘さ控えめで美味しいです。また次も期待したいと思います。
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