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博多祇園山笠2011 [季節の行事]

日本三大祇園祭の一つである「博多祇園山笠」は、博多総鎮守である櫛田神社への奉納神事であり、その歴史は770年、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
現在の山笠の基となっている「流」ができたのは、豊臣秀吉による「太閣町割り」により博多の町が形成され「流」の呼称が生まれました。
博多祇園山笠の起源で一番有力とされているのが、鎌倉時代の仁治2年(1241年)、承天寺の開祖・聖一国師(円爾)が当時蔓延していた疫病を鎮めようと、町民が担いた施餓鬼棚に国師がのって病魔退散を念じ祈祷水(甘露水)をまきながら町中を清めて回り、その功徳により疫病を退散させたのが始まりという説です。※円爾は、「うどんの日」で紹介しましたね。
現在の山笠との類似点をみても①施餓鬼棚と山笠の台、②車輪なしの台を担ぎ上げて走り回るスタイル、③水をまくなどがあり、当時神の信仰と仏教信仰とが融合調和していたため、それが疫病を流行させると恐れられた祇園の神を鎮める神事として形が変わったとも考えられます。

さて、今年の山笠のフィナーレ追い山が、今朝4時59分から始まりました。
CMの無いNHKを見ていたのですが・・・何故にゲストは熊田曜子さん?
スタート地点の山留め(やまどめ)から、櫛田神社の清道へ入るタイムを競う「櫛田入り」とスタートからゴール地点の廻り止(まわりどめ)までの5kmを競う「総合タイム」があります。
1トンはある山笠を担いで5kmを疾走するのですから、人の力とは凄いものです。
 櫛田入りタイム   順位  総合タイム  順位 
一番山笠 西流    35秒46  4 31分46秒  5
二番山笠 千代流    31秒91  2 29分56秒  2
三番山笠 恵比寿流    35秒68  5 32分00秒  6
四番山笠 土居流    36秒80  7 30分33秒  4
五番山笠 大黒流    34秒46  3 29分57秒  3
六番山笠 東流    31秒81  1 29分10秒  1
七番山笠 中洲流    36秒29  6 34分03秒  7
八番山笠 上川端通    49秒10  - ----  -

上川端通りの総合タイムは、NHKでは放送されなかったので、ちょっと不明です(^^;
後日分かりましたら追記しますね。

昨年まで30分を切ったのは、東流だけだったのが、今年は東流、千代流、大黒流の三つに増えました。いったいどれだけタイムは短くなっていくのでしょうか?


追伸:上川端通の八番山笠は、通常の山笠の約2倍の重さの飾り山を奉納します。
   なので、櫛田入りのタイムも遅くなっています。
   尤も、この重さの山笠を担いでのタイムですから素晴らしい!
   高さも10m以上にもなり、電線に接触する恐れがあるので、通常のルートとは
   違うコースを走り、終点の廻り止めまで完走しないので、総合タイムは無いそうです。
興味をもたれた方は、公式HPをご覧下さい。
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