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お彼岸の「おはぎ」 [お菓子]

20896.jpg今日はお彼岸のお中日。
近所のスーパーで購入しました。
1個がすっごく大きい!(笑)食べ応えあります。
さて皆様、「おはぎ」と「ぼたもち」どちらで呼ばれていますか?よく言われているのが、春に咲く牡丹の花に因み、春は「ぼたもち(牡丹餅)」。秋は萩の花に因んで「おはぎ(御萩)」と呼ぶもの。
そして名称だけでなく、形も若干違うそうなのです。
牡丹は大きくて丸い花、萩は小さくてやや細長い花。なので「ぼたもち」は大きめで丸い形に、「おはぎ」は小ぶりで俵の形に作るそうなのです。
また、材料となる小豆は秋に収穫されます。採れたての小豆が使える秋は、皮ごと使った粒餡に、冬を越した春は、硬くなった皮を取って漉し餡にして使っていました。
だから、「ぼたもち」は漉し餡。「おはぎ」は粒餡を使って作っていたのだそうです。
現在は、こうした違いに拘らないものが多くなりましたが、本来は春と秋で区別していたそうです。

また「春」と「秋」以外にも、「夏」と「冬」にもちゃんと呼び名があります。
夏は「夜船」、冬は「北窓」です。
おはぎは餅米と粳米を混ぜて炊き、すりこぎで半つきにして作るため、餅と違って杵を搗く音がせず、いつ搗いたか分からない。夜の船は暗くて、いつ着いたか分からない。 そこから、「いつの間にか搗く」と「いつの間にか着く」を掛けて、おはぎを「夜船」と呼ぶようになった。
おはぎは餅のように杵で搗かずに作ることから、「搗き入らず」。北にある窓は月の明かりが入らないため、「月入らず」。 「搗き入らず」と「北窓の月入らず」を掛け、おはぎを「北窓」と呼ぶようになった。
なんとも洒落の効いた粋な呼び方ですね。
でも「夜船」で~す。「北窓」で~す!って「おはぎ(ぼたもち)」出しても、出された方は『何言ってんだ?』って顔されますよね(笑)
最近では色とりどりな餡に包まれ、形も凝ったおはぎも登場しています。
味だけでなく、目にも楽しめるお菓子になりましたね。
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