ギリシャ・ロードス島の山火事

ギリシャでは長期間に亘り猛暑が襲い、その影響でロードス島では山火事が続いています。
強風で島中心部から沿岸に向かって火の手が9kmほど広がり、地元住民や観光客約3万人が避難しています。その内、約2000人は船で島を離れたそうです。
皆様、どうぞご無事で！一日も早い鎮火を、復興をお祈り致します。

このロードス島、2009年に訪れていました。

白い街リンドス。丘の上に建つアクロポリス遺跡は紀元前のもの。
近くには観光で有名な美しいビーチもあります。

ロードス島には世界の七不思議の1つに数えられる「ロードス島の巨像」がありました。しかし完成から58年後の紀元前226年に発生した地震により倒壊。
巨像はマンドラキ港をまたぐ姿勢をとっていたと謂われており、現在その足の位置に鹿のモニュメントが建てられています。何故鹿？と思ったら、嘗て毒蛇が沢山居たこの島に鹿が来たお陰で安全に農作業が出来るようになったと言う伝承があるとの事。なのでこの島のシンボルは鹿だそうです。
何故鹿が居ると毒蛇の対処になるの？鹿の肝臓で毒抜き～？((((；ﾟДﾟ))))ｶﾞｸｶﾞｸ
因みに、訪れた時（2009年時）はモニュメントの一方は建造中？修復中？で、モニュメントは牡鹿１台のみでした。現在は港口を挟み雌鹿が対で建っています。


旧市街地にあるモスクの塔と中世時代の時計台。オスマン帝国と十字軍との攻防が繰り広げられた島でもあります。近くには騎士団長(グランドマスター)の宮殿があります。
ロードス島にいらっしゃったら、ぜひご観光ください。
聖ヨハネ騎士団は母国語により8つの騎士館に分かれていました。この紋章はフランス人3騎士館(フランス、オーベルニュ、プロバンス)の内のどれか？（＾＾；
余談ですが・・・
この聖ヨハネ騎士団は、ロードス騎士団、マルタ騎士団と名を変え場所を変えて、現在では国土を有さない主権実体として国際的に承認され、ローマに拠点を移しています。現在世界120カ国で医療などの慈善活動を実施されているんですよ。