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両口屋是清の棹物・23 「御題菓〈日の本の四季〉」  [両口屋是清]

何度も紹介している「両口屋是清」の棹物です。
今回ご紹介するのも半分サイズで、季節限定の商品です。
▼御題菓「日の本の四季」
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9589.jpg“春は花夏ほととぎす秋は月 冬雪きえですずしかりけり”~道元
日の本の国、日本は色彩の国です。四季の見事な彩りを餡村雨を使い、雅で幽玄な文化が聞こえてくるように意匠しました。
今日14日は、宮内庁で宮中歌会始が行われました。
午前10時30分~NHK総合で、生中継されました。ご覧になられましたか?
夕方のニュースでは、陛下や佳子様の御歌が紹介されていましたね。
私などは「本(ほん)」=BOOKの意味に捉えがちですが、それに限らず「もと」などと解釈しても良かったのだとか。
天皇陛下は、『夕やみのせまる田に入り稔りたる稲の根本に鎌をあてがふ』 と、秋の夕闇が迫る中、皇居内の水田で稲刈りをしている情景を詠まれていましたね。
一般からは2万一千首の応募があり、選ばれた10首も詠まれました。
その中で、思わず笑ってしまったのが『雉さんのあたりで遠のく母の声いつも渡れぬ鬼のすむ島』(横浜市・古川さん)です。
お母さん、桃太郎の読み聞かせの途中で、いつも寝ていらっしゃったのね(笑)
来年の御題は「人」だそうです。興味のある方は、宮内庁のHPでお探しあれ!

さて、お菓子のお味です。
時雨餡が、ホロホロと優しい食感で、栗もゴロゴロ入り美味しいです。
目にも舌にも福が来る、新年に相応しい「御題菓」でした。
来年の「人」は、さて?歌も菓子も気になります。
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