富貴（ふうき）の季節の和菓子・葉月

大丸福岡天神店に入っている富貴で、季節の和菓子を購入しました。
▼向日

「ひまわり」なら向日葵なのですが、パッケージには「日向」の文字が。＜ﾐｽﾌﾟﾘﾝﾄ？
真偽の程は分かりませんが、とても可愛い向日葵の上生菓子です。
薯蕷煉切で、とっても美味しかったです。
▼夏の朝

以前紹介した萬年家の「朝顔」に似ています。
こちらは中央の窪みに艶出しが塗られているようでした。
朝顔一つを取って見ても、色々な表現方法と名前の付け方があり、お店毎の楽しさがあります。
▼青すだれ

小豆つぶ餡を、薯蕷煉切で巻いたものです。簾を表した線と、葦の葉でしょうか？印が押され、とっても美しく仕上がっています。焼印は、熱して焼き付けるだけでなく、このように型押しにも使えて便利です。味もつぶ餡がとても美味しかったですヽ(*´∀｀)ノ
▼岩清水

中は餅で、周りを粒餡で包んでいます。中の餅がとても柔らかく美味しいです。
表面に艶が掛っているので、水で濡れた岩肌がよく表現されていると思います。
▼里桔梗

何故“里”桔梗なのか？分かりません（＾＾；
ただ、中央の花軸がサトイモ科のアンスリウム辺りに似ていなくも無く・・・？
白餡を雪平生地で包み、花の形に仕上げていました。
餅生地がとても柔らかく美味しかったです(*´∀`)Ъ
▼夏木立

木立の絵が描かれた薯蕷饅頭です。山芋の風味がする美味しいお饅頭でした。
以前紹介した如水庵の「夏木立」はきんとん製でしたが、薯蕷饅頭も良いですね。

夏真っ盛りの「ひまわり」から、初夏を思わせる「桔梗」まで、季節の移り変わりが楽しいです。
来月はどんなお菓子が登場するのでしょうか？楽しみです。

富貴の“博多山笠・水しぶき”

７月１日～１５日まで、博多の街では「博多山笠」が開催されます。この時期、水法被を着た男衆が博多の街を闊歩しています。
そんな博多の夏にピッタリの可愛いお菓子を見つけました。
西流は冷泉町の長法被に、赤てのごいをイメージしたパッケージの中には、涼やかな干菓子が入っています。これは、山笠には欠かせない勢い水（きおいみず）を表しているのだそうです。
白は淡雪を乾燥させたもの。青は錦玉（寒天）を乾燥させたものです。
甘過ぎず、ほのかな甘みが口の中に広がります。
１５日午前４時５９分、祭りのフィナーレ「追い山」が開催されます。
今年はどの流れが一番早いタイムを出すのでしょうか？
山笠が終わると、博多は夏本番を迎えます。

富貴（ふうき）の季節の和菓子・文月

大丸福岡天神店に入っている、富貴で季節の和菓子を購入しました。
先日もいくつか紹介しましたが、今回は上生菓子です。
６種類販売されていました。以前紹介した「よひら」「雨の色」が同じだったので、新しい４種を購入してみました。
▼波紋

黄身餡を薯蕷煉切で包んでいます。上部に置いた小豆が表面から透けるようにしているのは、川面の小石？魚？色といい波紋の渦巻きといい、とっても涼やかです。甘さは控えめで美味しいです。
▼石竹

漉し餡を薯蕷煉切で包み、石竹を模っています。
甘さは控えめです。淡い色がなんとも優雅です。
花弁の細部の筋は、手作業だと思うのですが・・・美しいです(*´∀｀)
▼清流

中は漉し餡の薯蕷饅頭です。他店の“清流”を以前紹介しましたが、焼印が違いますね。
ただ、どの清流も薄いブルーが彩色されています。水を表しているのでしょうね。
▼ほおづき

白餡を求肥で包み、ほおづきの形に模してあります。
もうこの形を見た時に感激しました～・ﾟ・(つД｀)・ﾟ・
一見すると、ちょっと不気味に見えなくもありませんが（笑）似ている～(*ﾟ∀ﾟ)=3
色の微妙な変化、起伏のある形状も、とてもよく表現されていると思います。
味はちょっと甘かったかな？でも美味しかったです。

富貴の「博多水無月」と「水牡丹」

上生菓子が可愛くて、時々お店に立ち寄る、和菓子屋さんの富貴。
今回季節の上生菓子とは別に、和菓子も購入してみました。
▼博多水無月　▼水牡丹

「博多水無月」は、蓮根餅の中に白下糖、小豆が入った、今まで食べた水無月とはちょっと違うものでした。ブルンとした食感、甘さは控えめ、笹の香りが心地よくとても美味しかったです。
今まで食べた、三角形のカッチリ、モッチリした水無月より、私はこちらが好きかも！？
「水牡丹」は、ゼリーの中に梅餡の水饅頭が入っている？お菓子です。カップが可愛いの(*´∀｀)
喉越しよく、美味しかったです。
ここは、まだ色んなお菓子があるので、これからもちょこちょこ食べてみたいと思います。

富貴（ふうき）の季節の和菓子

先日如水庵の季節の和菓子を紹介しましたが、この富貴の生菓子も大丸福岡天神店にあります。
栞は頂けなかったので、材料詳細はなしです（＾＾；＜ｺﾞﾒﾝﾅｻｲ
▼茂木の里

長崎が全国に誇る「茂木びわ」。
１８００年代に中国より伝来し、長崎茂木地方から全国へ伝わったそうです。
白いんげん豆の餡に、柔らかい求肥に包まれた、優しい甘さの餡でした。
▼八つ橋

菖蒲（アヤメ）？杜若（カキツバタ）？花菖蒲（ハナショウブ）？区別が難しい～(；´Д｀)
なのに何故「八つ橋」なの？と、思い調べてみました。
「八つ橋」は、小川や沼地などに幅の狭い橋板を数枚折れ折れに継ぎ続け架けた橋の事で、菖蒲類の観賞に配慮した歩道橋であり、鑑賞する時にはなくてはならない付属物なのだそうです。そう言われてみれば、見た事があるぞ・・・
更に調べると、愛知県知立市では「八橋かきつばた園」があり、毎年お祭りもあるそうです。
『八橋のかきつばたは、平安の歌人“在原業平”が、「からころも　きつつなれにし　つましあれば　はるばるきぬる　たびをしぞおもふ」と、句頭に「かきつばた」の５文字をいれて詠んだように伊勢物語の昔から知られるかきつばたの名勝地です。』とありました。枇杷を産地の「茂木の里」とネーミングする辺り、恐らくこの名勝地から名付けられたのだと思います。＜本当に奥深いわ～ヽ(*ﾟ∀ﾟ*)ﾉ
そして、在原業平の愛人、杜若姫が無量寿寺に奉られているそうです。
小豆の漉し餡を、薯蕷練切で包んでいます。私は味より目で楽しむポイントが高かったかな。
▼青梅

如水庵の「青梅」は外郎でしたが、こちらは漉し餡を包んだ薯蕷饅頭でした。
しっかり梅の筋が付いているのに感激！ほのかにピンク色なんですよね。
味は美味しかったですよ～ヽ(*´∀｀)ノ
▼よひら

「紫陽花」だよね？何故「よひら」？と、不思議に思い調べました・・・
なんと和歌などでは、４枚の花弁から紫陽花の事を「よひら」と詠むのだそうです。
色変わりするので「七変化」とも言われるそうですが・・・（＾＾；
白餡にウグイスかのこを付け、４枚の花弁を持つ紫陽花が添えられています。
味もとっても美味しかったです。中の餡？餅？がとっても柔らかな口当たりでした。
▼花王

中国では古くから牡丹を「花王」と称し、富貴（ふうき＝社会的地位もあり、収入も多い様子）の象徴としていました。このため牡丹は「富貴草（ふうきぐさ）」という別名でも呼ばれているそうです。偶然？お店の名前も「富貴」だわ！日本では「百花の王」が有名ですよね。
この生菓子、一目見てその美しさの虜になりました～(*´Д｀)＜食べられない・・・
白餡を薯蕷練切で包んで形作られています。食べてみると・・・うん、味は普通だ（笑）
甘みは控えめ。「八つ橋」同様、私は目で楽しむ方のポイントが高いかな？（笑）
不味い訳では無く、もちろん美味しいですよ(*´∀｀)
▼雨の色

一見すると地味（笑）紫陽花だと思うのですが・・・雨に当たって薄い色合いになっているのでしょうか？なんとも淡い色使いと「雨の色」というネーミングが奥ゆかしさを感じます。
梅雨の時期、雨なんて！ヽ(`Д´)ノと、思いがちなのですが、雨露に濡れた花を愛でるのも良いなぁ～と、ちょっと思うお菓子なのでした。
きんとんの中は粒餡。見かけは地味ですが、味はとっても美味しいですヽ(*´∀｀)ノ

富貴の生菓子は、形状、名前、とっても勉強になりました。
餡の味も甘さ控えめで美味しいです。また次も期待したいと思います。

「富貴」の和菓子

福岡県春日市に「富貴」という和菓子屋さんがあります。
福岡市内にもいくつか店舗があり、手土産用に時々利用していました。
今回大丸へ寄ったついでに（笑）、大丸店でお菓子を購入してみました。
▼山粧う　　　　　　　　　　　　　　　　　▼松笠

▼山宝
生菓子の２点は、驚くほどシットリして、美味しかったです。
時々買う「とらや」の生菓子は、いっつも表面が乾燥してカピカピしているのですが、この富貴の生菓子は、翌日食べてもシットリでした！また、「山宝」は、底にスポンジ生地、その上に粒餡が乗り、その上にマロンクリームがタップリ絞られた贅沢な一品でした。美味しい～～ヽ(*´∀｀)ノ
今まで自宅用には、あまり利用していなかったのですが、これから利用したいと思います。