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両口屋是清の季節の生菓子(4月前半) [両口屋是清]

先日も紹介した、両口屋是清の季節の和菓子。
今回ご紹介するのは、4月前半(4月1日~4月15日)のお菓子です。
▼春霞
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◎蕨粉製
遠い四方の山々が棚引く薄雲に霞んで見える春の景色を、蕨粉製で中は小豆と白小豆こし餡で表したお菓子です。
薄雲に霞む様を、蕨餅の半透明感で表し、鮮やかな餡の色を暈してあります。
蕨餅のプルンとした食感と、餡も美味しい一品でした。
▼卯の花道
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◎道明寺製
白い五弁の小さな花が穂をなしてこぼれるように咲く花の風情。小豆こし餡を道明寺で包み煉薯蕷のそぼろを散らしたお菓子です。
「卯の花」大好きです・・・って、おからの事では無く(笑)ここでは、アジサイ科の「ウツギ(空木)」を指しています。茎が中空のため空木(うつぎ)と呼ばれるのだそうです。
『卯の花』の名は空木の花の意、または卯月(旧暦4月)に咲く花の意とも言われています。
道明寺のモッチリ感が癖になりそうです(笑)美味しい!
▼春の野
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◎ういろう製
三色のういろうで白小豆こし餡を包み、草木の芽吹きと花が咲き誇り陽光輝くのどかな春の風情を表すお菓子です。
形は前述の「春霞」「卯の花道」と似ていますが、材料が違うので、食感が全く異なります。
餡も白小豆こし餡で、味の変化を楽しめます。
▼摘み草
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◎ういろう製
野辺に咲く草花を籠に摘み取って自然の春を楽しむ。蓬入りのういろう生地に大納言小豆の粒餡の風味をお楽しみください。
草餅の様に丸く形作るのも良いですが、この様にひと手間掛けて表現すると、味は同じでも見た瞬間のワクワク感が違いますね(笑)蓬の風味がとっても美味しかったです(*´∀`)Ъ
▼深山の里
7237.jpg◎かるかんと蒸し羊羹製
春の遅い山里にもようやく訪れた春。水温み、花の色、草木の芽吹きをかるかんと蒸し羊羹で表すお菓子です。
かるかん部分の色使いが、随分春らしく感じます。そこに蝶の焼印一つが加わるだけで、更に春さしさを演出してくれています。味はもちろん美味しかったです!
蒸し羊羹部分のテロ~ンとした食感が大好きです。

4月後半の和菓子も楽しみです~ヽ(*´∀`)ノ
ただ・・・HPを見ると「きんとん」があるのに福岡には無く、ちょっと残念です。
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両口屋是清の棹物・18 [両口屋是清]

もう何度も紹介した「両口屋是清」の棹物です。
今回ご紹介するのも半分サイズで、季節限定の商品です。
▼初かつを
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青葉潮にのって鰹は夏を運んできます。
見には青葉、耳にほととぎす愛の歌、口には甘ささわやか、溶けるような初がつを。
以前NHKの番組で紹介されて、「初鰹」というお菓子があるのを知りました。
切り分ける時に、糸を粗く縒り、それで引き切る事で、鰹の実の筋を表現するのです。
切り分け用の糸も付属されています。切り方の栞も入っています。
私は上手くカット出来なかったので、お店で切断された断面を載せています。
画像では、ちょっと分かり辛いのですが(^^;

コレ、もっと赤いと鮪でもいけるわねぇ~(笑)
鰹の切り身を和菓子で作り、初鰹に見立てるとは・・・なんて想像力豊かなんでしょう!
生地は、多分「ういろう」だと思うのですが?
もっちりプルンとした、いい食感です(*´∀`)Ъ
本物の初鰹ももちろん美味しいですが、和菓子の初鰹も季節物。ぜひこちらもご賞味下さい。
多分、色んなお店で出ているのではないでしょうか?
食べ比べて見るのも面白いですね。
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両口屋是清の季節の生菓子(3月後半) [両口屋是清]

先日も紹介した、両口屋是清の季節の和菓子。
今回ご紹介するのは、3月後半(3月16日~3月31日)のお菓子です。
▼初蝶
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◎蕨粉製
春の到来を告げる使者、蝶。蕨粉製で白小豆と小豆こし餡を二重に包み、菜の花畑に可憐に舞遊ぶ蝶の姿を表すお菓子です。
実は、3月前半のお菓子でもあったのですが、購入する時は気が付かず「全部下さい」と言ってしまいました(笑)ま~この蕨餅は美味しかったので、いいか(笑)
蝶の焼印も可愛いですね~(*´∀`)
▼花衣
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◎こなし製
華やかな衣装を身に纏い桜の下で宴をはり舞う風情をこなしと小豆こし餡で表すお菓子です。
どこかで見たような・・・と、思ったら、2月前半のお菓子「誰が袖」と似ていました。
包むこなし生地の色と、捺す印が違うだけで、色んなバリエーションが出来るなんて!
微妙は重ねのずらし方にも、センスが伺えます。
▼蓬餅
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◎ういろう製
古来、蓬の香気が邪気を払うとされ薬草として又、蓬を摘んで餅に混ぜ春の香を楽しむ。蓬を入れたういろう生地で小豆餡を包んだ野趣を帯びた春の代表的なお菓子です。
栞を読むまで、ういろう製とは思いませんでした。てっきり餅粉を使ったものだとばかり!
蓬の風味と、粒餡がマッチして、とても美味しかったです。
蓬は好きなので、この香りを嗅ぐと「春が来た~」と思えますね。ま、今は乾燥蓬が年中手に入りますが(笑)子供の頃、母から「庭の蓬を摘んできて」と言われ、摘んだ蓬で蒸し饅頭を作ってくれた事が、懐かしく想い出されます(*´∀`)
▼吉野川
7090.jpg◎ういろうと蒸し羊羹製
道明寺を散らしたういろうに蒸し羊羹と合わせ満開の桜が映える風情を表すお菓子です。
なんとも淡い色合いで、桜の花の満開感が出ています。
道明寺の入った、ういろう部分も美味しいのですが、毎度の事蒸し羊羹のプニャ~ンとした食感が大好きです。甘過ぎず優しい味なのもいいですね(*´∀`)Ъ

▼春の水
7091.jpg◎かるかん製
水も温む春の小川。きらめく水の流れと川面に映える花の色。春到来を感ずる風情をかるかんで小豆こし餡を巻き表したお菓子です。
なんとも愛らしい色のかるかんです(*´∀`)
パッと見、愛媛の一六タルトを想い出しました(笑)
かるかん部分が、白とピンクの2色になているのも、細やかさを感じますね。美味しかったです(*´∀`)

4月前半の和菓子も楽しみです~ヽ(*´∀`)ノ
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両口屋是清の棹物・17 [両口屋是清]

もう何度も紹介した「両口屋是清」の棹物です。
今回ご紹介するのも半分サイズで、季節限定の商品です。
▼春の小径
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麗らかなる春、小川沿いの小径に桜舞い、たんぽぽが咲く。春の息吹を意匠しました。
今まで紹介した春の棹物が、かるかん製や村雨製だったので、羊羹製の本品はちょっとヘビー(笑)薄くカットして頂きました。見た目は春らしく爽やかなんですけどね。
ですが、ブラック珈琲に甘い羊羹の組み合わせは、私は結構気に入っています。
この羊羹は、手亡豆と福白金時豆を着色したものなので、欲を言えば何か風味のある物を混ぜて欲しかったかな~と、思いました。
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両口屋是清の棹物・16 [両口屋是清]

もう何度も紹介した「両口屋是清」の棹物です。
今回ご紹介するのも半分サイズで、季節限定の商品です。
▼醍醐の里
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醍醐寺の花会式、桜の精のように舞楽を舞う乙女らの美しさ、春の心を、花の淡紅、若いみどりの彩に意匠いたしました。
醍醐寺の桜を表現致しました。ほのかな桜の香りとともに春の風情をお楽しみください。
表と裏(どちらだろう?)で微妙に色合いが違うので、両方ご紹介しています。
私の好きな村雨製なので、見目ばかりでなく、味も期待してしまいます(笑)
シッカリした歯応えがありながら、村雨生地がホロホロと口の中で解れ消えて行きます。
サンドされた大納言小豆の羊羹も美味しいし、ほのかに香る桜風味も風情があります。

銘菓の由来にもなっている、醍醐寺は、世界遺産の「古都京都の文化財」の中の一つです。
私は訪れた事はありませんが、太閤秀吉の「醍醐の花見」で有名だそうですね(^^;
いつの日か、桜を見に行ってみたいですねぇ~(;´Д`)
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両口屋是清の棹物・15 [両口屋是清]

もう何度も紹介した「両口屋是清」の棹物です。
今回ご紹介するのも半分サイズで、季節限定の商品です。
▼千年桜
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千年桜は、日に日に色を増し、見事な花をつけていった。今までにない春の景色である。そして村の桜が、満開になる頃千年桜も欄満と花をつけていた。村人たちは、驚き、その美しさに酔っていた。
※~栞参照:鷲見美衣子著「千年桜」より
千年もの時をつなぐ桜の巨木、その天までも届きそうな枝々に桜花が爛漫と咲き誇る壮大な様子を表現いたしました。ほんのりと桜の香りがする小豆粒餡とかるかんの美味しさが絶妙です。
甘過ぎず、かるかんの食感がとっても柔らかくて美味しい一品でした。
白いシンプルなかるかんは、そんなに美味しい~!とは思わないのですが、この様な綺麗な色使いになると、より美味しく感じるから不思議です(*´∀`)

日本の千年桜は、各地に色々あるようですね。
有名どころでは、『三大桜』と呼ばれる「淡墨桜」「神代桜」「三春の滝桜」でしょうか?
千年・・・人間だと何世代も時を重ねますが、その時の移ろいをず~っと見続けてきたのですね。
次の千年は、どのように変わっているのでしょうか?気になる所です(笑)
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両口屋是清の季節の生菓子(3月前半) [両口屋是清]

先日も紹介した、両口屋是清の季節の和菓子。
今回ご紹介するのは、3月前半(3月1日~3月15日)のお菓子です。
2月後半は、買い損ねてしまったんですよね~(^^;
▼初蝶
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◎蕨粉製
春の到来を告げる使者、蝶。蕨粉製で白小豆と小豆こし餡を二重に包み、菜の花畑に可憐に舞い遊ぶ蝶の姿を表すお菓子です。
柔らか~い食感が大好きな、両口屋是清の蕨餅。
淡い黄色の蝶が、春を予感させます。見た目も可愛いですね(*´∀`)
▼磯の香
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◎道明寺製
やわらかな南の風が潮の香りを運んでくれる。道明寺製で小豆粒餡を包み、貝の王として婚礼や雛の節句によく使われる蛤の形に仕上げました。
あれ?蕨粉製がもう一つ?と、思ったら、こちらは道明寺製で、中は粒餡でした。
食感も、ちょっとモッチリしています。それはそれで美味しい(*´∀`)Ъ
▼和さくら
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◎こなし製
あちこちから桜の便りが届く頃、淡い花の色のこなしで小豆こし餡を包み木型で押し、美しく咲き誇る花の風情を写すお菓子です。
綺麗~可愛い~きゃ~~(*゚∀゚)=3 と、テンション上がりました(笑)
最初買いに行った時、これが売り切れだったので、後日改めて買いに行きました。
見た目が可愛いと、食べる時もちょっと気分が楽しくなります。花びら1枚色が違うのがニクイ演出(笑)ま、味はこなし製なので、普通といえば普通なのですが(^^;
▼春の香
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◎薯蕷製
木の芽の若々しい緑が鮮やかで白地の薯蕷によく似合う。季節の風味を爽やかに春の香を伝えてくれる小豆こし餡の薯蕷饅頭です。
ほのかに木の芽の香りがします。あ~春だなぁ~と、感じさせてくれます。
薯蕷饅頭は、絵を描くだけでなく、こうした演出でも季節を表せるのですね。
▼菜種の里
7012.jpg◎かるかんと蒸し羊羹製
春の田園を黄金色に彩る菜の花。温暖な房州や渥美あたりでは畑一面に咲き誇り春到来を感ずる景色をかるかんと蒸し羊羹で表すお菓子です。
ちょっと見辛いのですが、かるかん部分は、上部が黄色、下部が緑色の二層になっています。
その下に、柔か~い食感の蒸し羊羹になっています。
この蒸し羊羹が、テロ~ンと柔らかく、私は大好きなのです。
3月後半の和菓子も楽しみです~ヽ(*´∀`)ノ
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両口屋是清の棹物・14「早春の日」 [両口屋是清]

もう何度も紹介した「両口屋是清」の棹物です。
今回ご紹介するのも半分サイズで、季節限定の商品です。
▼早春の日
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6878.jpg山々が少しずつ雪を解かし、春の訪れる様を蓬入り羊羹と煉羊羹で表現いたしました。早春の風情をお楽しみください。
とても色鮮やかで春らしい色合いです
羊羹だから甘いけど(笑)珈琲や濃い目のお茶に合います。大納言の羊羹も好きですが、こんなカラフルな羊羹は、黒一色より食べていてウキウキしますねヽ(*´∀`)ノ
ま、ピンクと黄色の部分は着色ですが・・・
もちろん味は美味しかったですよ。
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両口屋是清の棹物・13「春の山」 [両口屋是清]

もう何度も紹介した「両口屋是清」の棹物です。
今回ご紹介するのも半分サイズで、季節限定の商品です。
▼春の山
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おもふどち春の山べにうちむれて
そこともいはぬ旅寝してしか    素性法師(古今集)
草木芽吹き、春の生気があふれ、山笑う。
うす紅の霞にて、春の山を表現いたしました。
大納言小豆の入った羊羹の上に春霞のような時雨が載っています。
私、時雨好きなんですよ~ヽ(*´∀`)ノ
羊羹部分は、甘く味濃いですが、時雨部分がやや淡泊なので、一緒に食べるとバレンス良く味わえます。ちょっとほろほろ崩れますが・・・それがまた春霞のようで味わい深く感じます。
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両口屋是清の季節の生菓子(2月前半) [両口屋是清]

先日も紹介した、両口屋是清の季節の和菓子。
今回ご紹介するのは、2月前半(2月1日~2月15日)のお菓子です。
▼早蕨
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◎蕨粉製
蕨粉を練って小豆こしあんを包み、蕨の焼印を押し芽吹く蕨に春到来の喜びを感ずるお菓子です。
両口屋是清の蕨餅すきなんですよ~(*´∀`)
なんか見た事あるような?と、思い・・・過去のお菓子を探してみました。
あ~つい最近買った富貴の「早わらび」にも蕨の焼印が捺されていましたね。
同じ焼印でも、蕨餅、蓬餅と、素材が違えば印象も違いますね。どちらも美味しいですけど。
▼椿餅(黒砂糖入り)
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◎道明寺製
平安時代、大陸より多くの唐菓子が渡来したが、その中に椿餅(つばいもち)の名があり、その姿を道明寺製で黒砂糖の風味を生かしたお菓子に仕上げました。
今まで椿餅は食べた事がありましたが、黒糖入りの黒っぽい餅は初めてでした。
元々白砂糖なんて無い時代だったので、昔はこういう色をしていたのでしょうかね?
道明寺のお餅が葉に乗っているだけでなく、錦玉羹?薄くコーティングしてあるようでした。
▼誰が袖
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◎こなし製
小豆粒あんを紅白のこなしでたたみ、桃山時代の豪華な衣装と梅の移り香を楽しむ風情を表すお菓子です。
物凄く繊細な模様だと思いました。こういう衣重ねって意味があるのでしょうが・・・やっぱりもう一度色使いを勉強したいな。粒餡が美味しかったです。
▼宿の梅
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◎薯蕷製
清楚で気品高く早春百花に魁けて咲き芳香ただよわす梅の花。紅白に染め分けた薯蕷製(小豆こしあん)のお菓子です。
画像では分かり難いのですが、半分がほのかに薄紅色になっています。
薯蕷饅頭って、本当にキャンバスみたい!
▼草萌
6718.jpg◎ういろうと蒸し羊羹製
蓬を混ぜたういろうと蒸し羊羹を合わせて、雪間から草の芽吹を感じるお菓子です。
ういろうに蓬が混ぜ込んであり、色々な味が楽しめます。
ここのういろうは、私好みにテロ~ンとした柔らかい食感なので更に楽しめます(*´∀`)Ъ

2月後半の和菓子も楽しみです~ヽ(*´∀`)ノ
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